新札が出たと時のこと。
先輩が「最後のお札だとテレビで言っていたけど、現金がなくなる世の中なんて…」と、不安とも怒りともつかない口ぶりでそう言ったのを聞いて。
あぁ、少し前に私も似たようなことを思ったかも、と思い出した。
友達が結婚式に招待されて、ご祝儀が事前に振り込みだかクレジット払いだか、となっていて、驚いたと聞き、なんとも情緒がないなと思った。
妹に言わせると、「最近はそんなもんやで」と。「だって、当日お金数えるの大変やし、楽でええやん」と。
そっか、最近ってそうなんだ。
私も、普通にコード決済使ってるし。
現金をほとんど使わなくなったせいか、最近お金ってただの「数字」だと感じている。
キャッシュレスってもう時代の流れとして自然なことだと最近思う。
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昔は物々交換の時代があって、肉とか、果物とかお互いが欲しいものを交換していた。
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けれど、その時欲しいものが見つからなかったり、交換できるものを持っていなかったりして不便
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それで、長持ちしていつでも交換できる米や布を準備しておいて、欲しいものと交換するようになった。
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でも、重くて持ち運びがもっと楽になるようにお金が生まれた。
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ならば、もっとやりとりが便利になるようにキャッシュレス化するのも自然なこと。
だけど、私たちが生まれてから今まで現金の時代で生きてきたから、現金がなくなる(なくなるわけではないけど)と聞くと、不安に感じるんだろう。
なぜなら、誰でも変化は恐いものだから。
そんな流れの中、キャッシュレスにどっぷり生活ながら、実は物々交換の世界で生きたいと思っている。
<つづく>