今年はまだ広い範囲に本格的な梅雨の雨が降っていませんが、今週後半は前線が日本海付近に北上。大雨や落雷、竜巻などの不安定な現象にも注意が必要となります。

本州は前線の南側に入り暖かく湿った空気が流れ込むため、蒸し暑さも本格化。

熱中症にも十分警戒が必要となります。毎年災害が増える季節に入ります。

 

災害経験者とそうでない人では、災害に対する危機感や気候変動に対する意識の違いが生まれるといいます。他の事象に置き換えても納得できることです。

例えば私は妊娠と出産を経験して、妊婦に対する優先座席の配慮や授乳環境の不便さ、ベビーカーの通りにくい公共交通機関のしくみなどの気づきがありましたが、経験しなければほとんど通り過ぎて終わってしまうことも多くあったと感じます。もちろん経験せずして広い視野を持って行動できる人もいますが、私はそうではありませんでした。誰しもが我が身事の大切な事象である、と意識して物事をみないと、多くのことはスルーして終わりです。

 

今、私が大学院で研究していることのひとつはサイエンスコミュニケーションの意義です。特に気候変動についてメディアがどのように伝えてきたのか、メディアの役割は何なのか、説いていきたいと思っています。メディアで伝えることに時間を費やしてきた自分にとって、これらを考えることに責任を感じるし、今後の人生、自身が何をすべきなのかを明確にして生きていきたいと思ったからです。

 

次のCOP27を前に9月~11月、気候変動について積極的にメディアで報道する取り組みが行われます。気候変動(気候危機)を日本の、世界の共通認識にするためには何が必要なのか。わが身事として行動するには何がきっかけとなるのか。

 

気候変動問題について発信する媒体はTVの他にも様々な団体があります。一人の力ではどうしようもない大きな事柄も、自分が応援したい団体を見つけることで大きな一歩を踏みだすことができることがあります。

 

そのひとつ。Media is Hope。ご一読ください。

 

気候危機を日本の共通認識に。Media is Hopeの挑戦!(Media is Hope 2022/05/23 公開) - クラウドファンディング READYFOR