クリスマスがやっと終わって、なんとなく店も落ち着いてきて少し楽になってきました✨

気がついてみれば今年も残り2日、早い!!

ここ何ヶ月か本当にオーバーワークで死ぬかもと思ってたけど、案外人間て強いものですね🤣

ありがとう、生きております!😆

 

 

憑き物が落ちたように呼吸が楽になったので、先日の休みは大掃除の続き、ブラインド掃除とCDをMacに入れ直しの作業をしてました😊

と言うのも前のMacBook Proが急に逝ってしまい、昨年MacBook Airを新調したのですがこれにはDISKドライブがついておらず、外付けのドライブで取り込んでiphoneに同期、と言うめんどくさい手順を踏まないといけないのであとのばしにしてたんですよね😅

 

 

とはいえ膨大な量のCDを読みこむのは時間がかかるので、今回は本当に厳選した何枚かだけを入れることにしたのです。(1枚でも割とかかるのだ)

家で聴く分にはなんでもいいけど、外出時は好きなアルバムを聴きたい。

なので本日はAmazon musicになくて(unlimitedじゃないと聴けないやつ)思い入れの深いものを5枚選びました。

 

 

案外あっさり決まったこのセレクト。

邦楽は中村一義「100s」、AIR「MY WAY」、くるり「アンテナ」

洋楽はTHE CHIMES「THE CHIMES」、JAMIE PRINCIPLE「THE MIDNITE HOUR」

もうとにかく聴きこみまくったアルバムばかり。

中村一義以外はこのアルバムだけが好き、という一点集中な感じです✨

 

 

年季の入った今回のファイバリットアルバムたち。時が経っても感動は消えないのだ。

 

 

音楽はだいたいオールジャンル好きなんですが、なぜか今回選んだのはジャンルも年代も偏ってます。

特に邦楽は2001〜2002年、ちょうどCDコーナーの担当をやってた時のアルバムばかり。

当時はとにかく音楽漬けだったし、試聴用CDをガンガン流していたのでいい音に出会う機会が多かったなあ。

 

 

非常に個人的なセレクトですが紹介していきたいと思います✨

YouTubeの各アーティストのチャンネルにアルバムの再生リストがあるものはリンクページを貼っておきますので良かったらチェックしてみてください😆

文章中の曲名で動画にリンクしてるものもあります💡

 

 

① 中村一義 「100S」

 

 

 

100s(ヒャクシキ)で活動する前の中村一義名義で出した最後のアルバム。(のちにまたソロに戻りますが)

天才と騒がれてた初期の頃は全く知らず、この前のアルバム「ERA」から入ったけど、今でもダントツに好きなアルバム。

名曲「セブンスター」「キャノンボール」「新世界」のほか捨て曲が全くない!

どれも好きだけど「スノーキング」が美しくて冬には最高です❄️

音、言葉のセンス、全てに脱帽でいまだに大ファンです😊✨

 

💡ちなみに100sとはZガンダムに登場する百式というモビルスーツのことです。(クワトロ・バジーナことシャア・アズナブルが乗ってたやつ)

 

 

この童顔のビジュアルで毒も愛もある歌を歌う天才。のちに100sで活動するメンバーたちと。

 

 

再生リストはこちらから↓

 

 

②  AIR  「MY WAY」

 

 

イントロを聴いただけでやられたAIR(車谷浩司・現在はLaika Came Backとして活動中)のジャジーで完成度の高いアルバム。演奏がとにかく上手い!!

「LAST DANCE」が有名だけど、個人的に特筆すべきは3曲目の「IN THE SKY」。

6分越えの長尺だけど、3分過ぎにガラッと曲調が変わってからの流れが素晴らしい✨

全体的にメロディと詩ともに美しい。特に「凪」からラストまでの曲の流れは神✨

 

 

切ないような優しいような美しい名曲「LAST DANCE」。PVも良かったんだよなあ・・・

 

 

再生リストはこちらから↓

 

 

 

③  くるり 「アンテナ」

 

 

 

ワールズエンド・スーパーノヴァ」(←PV最高!)にやられて次のアルバムを買ってみたらとんでもなくすごかった!というくるりの大傑作アルバム。

地味だのなんだの言われてましたが、このロック・グルーヴ感はこのアルバムのみ。

クリストファー・マグガイアのドラム、大村達身のギターありきのロックなくるり。

どうしてもナマで聴きたくてライブ行きましたね、懐かしい・・・

 

 

漂う独特なジャポニズムな雰囲気のスルメアルバムです。いまだに飽きない!

個人的には「黒い扉」が好き。達身さんの色気のあるギターが素晴らしい✨

ラストの「HOW TO GO」(←最高のライブ版を貼ってます)は生涯ベストテンに入るほどの名曲です。

 

 

MVも独特なくるり。この曲は音と動きをうまく組み合わせていて妙にクセになります。

 

 

再生リストはこちら↓

 

 

 

④  THE CHIMES 「THE CHIMES」

 

 

 

一時大ブームだったグラウンドビートのUKソウルグループTHE CHIMES唯一のアルバム。

SOUL Ⅱ SOULのジャジー・Bプロデュースでとにかく曲が良い!

そしてボーカルのポーリーンの声が個人的に一番好きな女性ボーカルなのです。

出会いはレンタル屋さんでのジャケ借りだったんだけど、それも運命✨

ダンサブルなものからSWEETなバラードまでどの曲も楽しめるクオリティの高さよ!

特筆すべきはU2のカバー「I Still Haven't Found What I'm Looking For」

本家よりも良いだなんて凄みがあるぜ・・・

 

 

今でこそ知る人ぞ知るなバンド。輸入盤や中古では出回ってるのでぜひ聴いてみてほしい✨

 

 

⑤  JAMIE  PRINCIPLE 「THE  MIDNITE  HOUR」

 

 

ファルセットが美しいジェイミー・プリンシプルのハウスアルバム。

クラブ通いしてた友達がおすすめしてくれたのがきっかけで激ハマりした一枚。

ジャケを見ての通り彼はゲイなのですが、セクシーでいて儚げでもの哀しいというなんとも印象深いアルバムで、独特の世界があってすごく良いんですよね。

前半フィジカル、後半メンタルという感じの流れで通して聴くとストーリー性があってなんともクセになるのです😄

 

 

後半のアルバムタイトル曲。この曲だけ妙にソウルフルなのだけど、やはり独特。

 

 

 音楽も映画も本も気に入ったら何度も繰り返すタイプなので、どのアルバムも百回以上聴いてるんじゃあないかなと思います🤣

ただ、音楽って年とともに好みが変わってくるせいか、ジャンルによっては聴かなくなったものもけっこうありますね。

caravanとかkeisonとか、一時夢中になって聴いたサーフ系というかナチュラル系は最近あまりピンと来なくなってしまったし。

つーか最近はジョジョ聴いてるな🤣🤣🤣

 

 

そんな中で珍しくここ何年かリピートして聴いているのが星野源の「POP  VIRUS」。

アルバムタイトル曲「POP VIRUS」がとにかく好きで、聴くたびずぶずぶハマるという深い沼のような心地よいアルバムです✨

これはまだCDを購入してはいないんですが、これだけ聴いてるんだからちゃんと買おうかなと思い始めてます😊

どの曲も良いんですけど、特に「Dead Leaf」「Nothing」が好きかな。

 

 

 

星野源さんのことはNHKのコント番組「LIFE!」(現在は出演されてません)で知ったんですけど、音楽もかなり面白いです✨

普通のPOPSに聴こえるけどけっこう凝ったことやってるし、彼が聴いてきた音楽(黒も白もなんでも)がうまくミックスされていて、かつ詩が良い!

詩に関していえば、言葉の選び方が独特で感性がすごい。

日本語で、簡単な日常のことばで、静かに感情を揺り動かしてくれる感じ。

 

 

朝ドラ「半分、青い」の主題歌だった「アイデア」の凄さもちゃんと聴くまでわからなかった。

イントロとかは「恋」にちょっと似ていて今回もこんな感じかと思っていたけど、2番からガラッと曲調が変わったり、音遊びが楽しくて✨

そして星野源は「頑張ろう」って言わないんですね。

 

「つづく日々の道の先を塞ぐ影にアイデアを」

「踏まれ潰れた花のようににこやかに中指を」

 

壁にぶち当たったら「アイデア」で突破しようぜだなんて青天の霹靂でした⚡️

この曲の詩に光をもらった人はたくさんいるだろうなと思います。

もちろん私もその一人だけど😊

 

 

NHK朝ドラ「半分、青い」の主題歌にもなった「アイデア」。PVもなかなか面白い✨

 

 

また、Superorganismをフューチャーした「Same Thing」がバカカッコいいんで

す!

歌詞!歌詞がね・・・もう星野源の感覚って素晴らしいなあって😆

歌詞は全編英語なのでぜひ日本語字幕でご覧ください✨

 

 

「最高」も「最悪」もおんなじこと。愛を込めて「FUCK YOU」って言いたいとか、歌詞最高かよ!

 

 

また、アルバムタイトルにもなった「POP VIRUS」にインスピレーションを与えたのが、私の敬愛してやまない山下和美先生の「不思議な少年」だったことも胸熱だったんですよね。

 

 

 

この「不思議な少年」の6巻に収録されている「THE MAN」という短編は、まだ人間が言葉を持たず原始の生活をしている世界が舞台です。

ある男が、大木という宗教の象徴を取り合う戦いで愛する妹を亡くし、その時に発したものが原初の音楽になったというお話。

なので詩の中に「始まりは炎や棒切れではなく音楽だった」とあるのはこの話のことなんです。

 

 

 

この物語の語り部的役割の「不思議な少年」(あらゆる時間・時空を越えることができる不思議な存在)は「人類が手にした最も偉大なものは何か?」という教師の問いに、「歌」と答えます。

ちなみに教師の言う正しい答えは「信仰」でした。

しかし原始の世界でも「信仰」が戦いを創り出したんですよね・・・

星野さんも「POP VIRUS」に歌への想いを込められたんじゃあないかなぁ。

 

 

「不思議な少年」では哲学や人間の性や業、愛が深く描かれています。山下和美先生の大傑作!

 

 

星野源さんは山下和美先生や中村一義くんのファンだと公言されていて、一気に親しみがわきました✨

とはいえ「POP VIRUS」以外のアルバムにはまだそこまでピンときてないのでこれ1枚だけがフェイバリットになるのかもですが、これからも活躍が楽しみですね〜

「逃げ恥」見てたので新垣結衣さんとのご結婚、あまりにお似合いで心からおめでとうです!!😆🎉

たまにはコントもやってほしい〜😁

 

 

音楽への愛と敬意が込められた「POP VIRUS」。やっぱりアルバム買おう!!

 

 

山下和美先生のマンガについてはまた後日じっくりゆっくり語りたいと思います😁