アルツハイマー型認知症と診断され処方された母の薬 ![]()
以前ケアマネさんに教えてもらった薬と違う。何で![]()
そこでまたしてもNetのお世話に・・・
ガーン ![]()
本当にお恥ずかしい限りなんですけど・・・![]()
若年性認知症があるのは映画を見て知ってましたが、認知症はアルツハイマーだけじゃないんですね ![]()
他には血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など・・・
薬の話を書く前に、そもそも基本的なことを知らなかった私・・・ ![]()
という事でそれぞれの特徴を調べてみました。(Netはホント便利)
アルツハイマー型認知症
認知症の中でもっとも多く、全体の約70%
原因
脳にアミロイドβ(ベータ)というたんぱく質がたまり、神経細胞を破壊し脳が委縮することで発症。
萎縮は記憶を司る海馬から始まり、だんだんと脳全体に広がっていく。
海馬については「認知症の兆候」に書きました。
症状
記憶力の低下から始まることが多く、夕食を食べたことを覚えていない等、行動そのものを覚えていない。新しいことを覚えられなくなる(短期記憶障害)
進行すると日付や場所がわからなくなり、金銭管理や家事などができなくなり、
徘徊、失禁、性格の変化等が現われ、徐々に日常生活に支障をきたすようになる。
予防
アミロイドβがたまる原因は加齢や遺伝が影響。
最近では糖尿病や高血圧の人がアルツハイマーになりやすいことがわかり、予防には生活習慣の改善が重要。
症状は緩やかに進行。病気を完全に治す根治療法はまだないが、進行を遅らせる薬がある。
血管性認知症
アルツハイマー型認知症の次に多く、認知症全体の約20%
原因
脳梗塞、脳出血など、脳の一部が壊死することで発症する認知症。
脳梗塞や脳出血は、高血圧、脂質異常症、糖尿病等の生活習慣病が原因で引き起こされる。
症状
障害を起こした脳の部位によって異なるが、歩行障害、手足のしびれ、麻痺、排尿障害、言葉が出にくい、意欲低下、不眠、感情のコントロールがきかない等の症状。
「血管障害」の発作が起こるたびに症状がだんだん重くなっていく。
血管障害とは・・・いわゆる脳卒中。
脳の血管が詰まるタイプ(脳梗塞、一過性脳虚血発作)と脳の血管が破れるタイプ(脳出血、くも膜下出血)
予防
リハビリや生活習慣を改善し、血管障害を予防することが大切。
症状の進行を遅らせることにつながる。
レビー小体型認知症 約10%
原因
レビー小体という特殊なたんぱく質が脳にたまり、神経細胞を破壊することで発症。
その原因は、いまだ解明されていない。
症状
特徴的なのは幻視(実際にはいない人や物が見えたりする)
嗅覚低下、うつ症状、人物誤認、睡眠中の異常行動(夢をみているときに大声を出す、体を激しく動かす)なども見られる。
手足の震え、すり足の歩行やぎこちない動作(パーキンソン症状)を伴うこともあり、転倒しやすくなるため注意が必要。
気分や態度、行動がころころ変わるのもレビー小体型認知症の特徴。
頭がはっきりしている時とぼーっとしている時を繰り返しながら進行する。
認知機能の障害もみられるが、アルツハイマー型とは違い、始めのうちはあまり目立たない。
予防
適度な運動、バランスの良い食事 規則正しい生活など生活習慣の改善が大切。
病気を完全に治す根治療法はまだないが、進行を遅らせる薬がある。
前頭側頭型認知症
脳内の神経細胞が減り、前頭葉(理性や社会性などに関わる)と側頭葉(知識や感情などを司る)が萎縮して起こる認知症。
脳の神経細胞に「Pick球」が見られるものを、ピック病と呼び、この前頭側頭型の約8割がピック病と診断されるそう。
50~60歳代に発症しやすく、多くは10年以上かけてゆっくりと症状が進行する。
原因
脳の神経細胞にタウたんぱくやTDP-43と呼ばれるたんぱく質がたまることがわかっているが、なぜ起こるかは解っていない。
症状
特徴として、性格が極端に変わる。
万引きや悪ふざけなどの非常識な行動。わが道を行く言動など、柔軟な思考ができない。身だしなみに無頓着になるなど、社会性が欠如。
周りの状況に関係なく、同じパターンの言動や行動を繰り返す。
時間に固執してスケジュールどおりに行動しないと気がすまない、という事も。
症状が進行するにつれて、言葉の意味がわからなくなり、言葉が出なくなっていく。
予防
予防法はなく、現時点では症状を改善したり、進行を遅らせたりする薬は開発されていない。
この他にも以前ブログに書いた脳を圧迫して起こる慢性硬膜外血腫。
脳脊髄液が脳に溜まる正常圧水頭症。
甲状腺ホルモン不足で脳の代謝が低下して起こる認知症など・・・
こうして調べてみると、2005年に74才で亡くなった父は、幻覚を見てたので、レビー小体型認知症だったんだ![]()
2004年の12月に「認知症」という名称に変更されたそうだけど、まだ「痴呆」や「ボケ」の方がポピュラーだった時代。
あの頃の私はまだ仕事をバリバリしていたし、実家の事は母も若かったので、たまに電話相談にのるぐらいで任せきり。
前にも書いたように、年を取ればボケるものと思っていたので、父の事は心配だったけど、そんなに深刻な事とは思っていなかった ![]()
まぁそれでも何とか父にしっかりしてもらいたいと思い、私なりに出来ることはしたな~と思い出した。
機会があったら父の認知症についても書いてみよう・・・
ということで、認知症にはいろんな種類があって、症状や治療法が違うこともわかりました。
「もしかしたら認知症かな?」と少しでも感じたら、すぐ受診して、そうでなければ安心だし、
そうと診断されても、1日でも早くそれぞれの認知症に合った治療をして、進行を遅らせることが、本人にとっても家族にとっても快く過ごせるのではと思いました ![]()
認知症の薬のお話はまた今度・・・ですね・・・![]()
最後までお読みいただきありがとうございました ![]()
