レコーディングも3回目。

家を空ける時 介護中の母親は?

初日は土曜日で兄の仕事が休みでしたので 母を連れ一緒にスタジオに。
2回目3回目は母が午後1時半より3時間の機能訓練型デイサービスの日で送迎付きですが 行くまでの食事の支度 着替え等 そして家でのお迎えを 隣に住む義姉にお願い出来たので助かりました。

3回目も四谷にあるサウンドバレー今回はBstです。
いつものように時間前に入り ラジオ体操をして身体をほぐし 軽い発声練習をしてレコーディングブースへ。

しかしプロデューサーの本地さん 別件で時間に来られないので ミキサーの塩澤さんと先に始めててとの事。
思わず塩澤さんと顔を合わせニヤリ・・・実は塩澤さんに絶対的な信頼を寄せている本地さん。昔そういう事がよくあったので思わずあの頃と一緒だ~と懐かしくなってニヤリとしちゃった訳です。


という事で前回録音出来なかった日本の往年の名曲2曲。
生ギターのみの演奏ですが とにかく音がいいので 本当に歌いやすい!気持ち良く数回のテイクでOKが出ました。
後ほど到着した本地さんからもOKをいただきました。

そして今回はコーラスの録音もあります。ヘンリーマンシーニの名曲「シャレード」
映画を見た方はご存知でしょうがあのコーラスです。

4声のコーラスで ソプラノ白石圭美さんとバス石塚勇さんはかつてコロムビアから発売された合唱隊というアルバムの参加メンバー。アルト立川かずささん テノール岩本識さん ソプラノ白石圭美さんは現在、新国立劇場でご活躍されています。
バスの石塚勇さんはプロデューサー本地さんの芸大の後輩で同じ寮だったそう・・・バス音域の1オクターブ下を歌える日本に数えるほどしかいないオクタビスト 超低音の声の持ち主で ディズニーで低い声の吹き替えはほぼこの方。あのくまのプーさんのイーヨーの歌と声優もされています。


皆さんスタジオに入る前にミキサー室のソファーに並び 生で合わせます。いきなりなのに見事なハーモニー。プロデューサーの要求に色々なパターンをその場で変え その度にハモる。まさにプロの技。すぐ隣で聴ける幸せ。そしてスタジオへ。
マイクを通すと更に美しい・・・ソプラノ白石圭美さん かなりの高音を見事に歌い上げる。
ストリングスの時もそうでしたけど それぞれのパートのバランス。素晴らしい~まさに映画シャレードです!
こうしてコーラスの録音は終了。

その後 気になる所を録音し直し 全てのレコーディングが終了。
16年ぶりのスタジオでのレコーディングでしたが 良い意味で年を重ねた(笑)新たな朝川ひろこの歌に出会えた感じがします。

初日の日 バタバタとして写真を撮り忘れましたが このアルバムのために1年を通して話し合いながら 今回使用されなかった曲も含め沢山の曲を編曲。そして新曲を作曲して下さった樗木太一(チシャキタイチ)さん。樗木さんも芸大出身!



そしてやはり初日のストリングス。ファーストヴァイオリン沖増菜摘さん セカンドヴァイオリン小寺里枝さん ビオラ三品芽生さん チェロ島津由美さん コントラバス田辺和弘さん 皆さんも芸大出身!

さぁ後は塩澤利安さんのミキシング マスタリングで音を整えていただき晴れてCDとなります。
若かりし頃お世話になっていたので懐かしさと安心感の中 気持ち良く歌っておりましたが Netでググったら 日本プロ音楽録音賞をはじめ 数々の賞を受賞されて 日本のみならず海外でも信頼が厚い数少ないエンジニアとありました。

という事で今回のアルバムは超一流の方々に支えられレコーディング出来ました。本当に有難く もったいない話です。
かけがえのない素晴らしい時を過ごさせていただきました。

これからは発売に向けて さらにひと踏ん張りです。