2024年3月31日 日

ついに母を特養に預ける日となってしまった。

日曜ということで、母のお世話は兄・義姉・ダンナの4人体制。
やっぱり3回目の口ブクブクはなかなか水を吐き出せず苦戦。

いつも母の眉毛は私の担当。この日はとてもキレイに描けた。

 

 

この頃の母は気付くとほとんど寝ている

 



そしてお手伝いをしてくれていた三女と6人で母が好きだったデニーズでモーニング。

 

 

また寝てる

 

 

母は目玉焼き、ソーセージ、ベーコン、サラダ、フレンチトーストのセット。
母の大好きなものばかりなので、時間はかかったけどほぼ完食
とろみをつけたカフェオレもよく飲んだ。

 


 

食欲があって何より おねがい

その後、自宅近くにある母の両親のお墓参り。
反応がないので 「ママさんの親のお墓だよ、わかってる?」 と声かけると、いつものキレた口調で(笑) 「わかってるよ~」

 



自宅に戻り、家での最後のトイレサポート

2人がかりで毎回大変だった。
介助する側が皆腰を痛め、「ウンチが手に付いた~」 とか 「床がオシッコでびっしょりだぁ~」 とかイライラあり笑いあり、それもこれが最後

三女と義姉は母とおしゃべりして涙ぐんでいた タラー
私は絶対泣いてしまうと思い、母の荷物をチェックしたりして、一言も母に声をかけられなかった

 



13時 お迎えの車が来た。
母はいつものように職員さんに車椅子を押されて、車に乗った。

 



私はずっと気丈にしていたが、三女が鼻をグズグズさせていたので、つられて思わず2回も嗚咽 タラー

 


そんな私の背中を義姉がずっとさすってくれていた。

 



やっぱり淋しい。私の選択はこれで良かったのか・・・
色々な思いが駆け巡るが、この後特養の契約。
目が腫れていると思われたくないので、残りの持ち物をチェックしながら気を取り直す。

14時 兄夫婦と3人で「特別養護老人ホームみどりの風」へ
こちらの特養は入所者が140名という大所帯だが、母が申込みした際には、すでに100人以上待ちという人気の施設。


みどりの風鶴ヶ島HPより 写真を引用


介護支援専門員さん、これから母がお世話になる担当の方、看護師さんの4人で対応してくれた。
入所にあたり、まずは母がお世話になる担当の方からの聞き取り。

母はどんな性格で、どんな人生を送ってきたか?
趣味好きなもの嫌いなものありとあらゆる母の情報をかなりの長い時間をかけて、メモを取りながら真剣に聴いてくれた。
興味を持って明るく楽しく受け答えしてくれるその姿勢をみて、この人なら安心して母をお任せできる。そう思えてほっとした ブルーハーツ

その後、たくさんの書面の説明があった。

丸ブルー入居契約書

丸ブルー重要事項説明書 (利用にあたっての説明)
丸ブルー委任状
丸ブルー個人情報使用同意書
丸ブルー預り金の受領証 (入所時の健康診断、その後の投薬代や理美容代として)

看護職員さんには母の病歴等のお話。そして・・・
 

丸ブルー処方箋の取り扱いに関する同意書

丸ブルー看取り介護実施の指針

みどりの風では医師により、医療的に回復の見込みがないと判断したときから看取り介護の開始となり、管理者、医師、生活相談員、介護支援専門員、看護職員、管理栄養士が実施する内容等が細かく記されていた。

ひとつひとつ丁寧な説明があり、看取りまでお願いできることを知り、サインした 鉛筆

考えさせられたのが

丸ブルー緊急時における意思確認書 
延命処置を希望するか、しないか ドナー登録をしているか?

母はドナー登録はしていなかったが、延命に関しては母と話をしたことがなかった

88才の高齢で、これからもっと元気になることはないだろうし、食べることが大好きだったから、口から食べられなくなったらきっと悲しむだろう・・・
長生きはして欲しいけど、胃ろうや高カロリーの点滴を母はどう思うのか・・・
元気な時に話しておけば良かった。

非常に難しい選択だけど、兄夫婦と相談し、「延命処置を希望しません」にサインした。

丸ブルー急変時における対応についての確認書
「高齢者の方は、大きな病気が無くとも突然急変されることもあります」とある。

発見時に心肺停止状態であり、AEDによる心肺蘇生を行うも回復の可能性が限りなく低い場合。

救急車を要請して医療機関に搬送するか当施設の主治医が死亡確認をするか・・・

またまた厳しい選択を迫られる。

そうなってしまったら、無理に引き戻すことは高齢の母には酷なことだろう。

でもそれはまだまだ先のことだからと思い、「当施設の主治医が死亡確認をする」を選ぶ。

 

たくさんの書類にサインした 鉛筆

母が眠っているとのことで、普段はコロナの関係で入ることができない母の部屋を見せてくれた。

 

みどりの風鶴ヶ島HPより写真を引用


入口からのぞいた程度だったが、部屋に洗面台がありとても清潔な部屋で、知ってか知らずか、母はおやつを食べお茶も150㎖も飲んだそうで、ぐっすりと眠っていた zzz

母部屋担当の他の方にも会えたし、デイサービスに通所されてる方も帰られたので、館内を案内してくれた。

私はコロナ前に1度デイサービスを見学させてもらったことがあるが、兄夫婦は初めて。
どこも清潔で、季節毎の飾り付けや外の景色を眺めながらのお風呂。
四季折々の花が咲き緑あふれるお庭。この日も春の花でいっぱい 桜
思わず兄は自分も年をとったらこの施設に入りたいって言ってた。

契約開始から実に3時間半
長時間の丁寧な対応に、施設の清潔さ緑や花の多さ、そして皆さん感じが良く、改めて安心できた 照れ

これから母が快適に楽しく過ごせますように・・・キラキラ
どうぞよろしくお願いします。

今回も最後まで長文にお付き合いいただきありがとうございました。