バングラデシュの大学で日本語を教えています。

 

数か月前に韓国から先生がやってきて、韓国語のクラスが始まったとうわさに聞いていた。

 

2,3週間前に、私の日本語クラスの学生が、その韓国語のクラスに登録しようとしていた。

 

えっ!?なんで、私を裏切って、韓国語にくらがえするのか!と思い、理由を聞いてみると、とんでもない答えが。。。

 

その学生が取っている正規の大学の英語のクラスがあるのだが、その中でプレゼンテーションをしないとダメで、そのプレゼンテーションの成績とクラスの出欠を100%にしてあげる代わりに、韓国語のクラス、2カ月コースを取りなさいと言われたとのこと。

 

なんじゃ、そりゃ??

 

取りたい人だけではなくて、全員必修で、クラス二つ分で100人。彼らは何の興味もない韓国語を2か月も取らなければならない。それも、一人1000タカ(1300円位)払って…。 日本円にしたら安いが、こちらの物価を考えると、ランチ100円なので、感覚的には1万円位。興味があるならまだしも、なんも興味もないものに1万円もはらうなんて、私だったら、怒り爆発。

 

でも、大学がそうしろと言うなら、それに従わなけば単位もらえないし、卒業もできない。。。そんなわけで、100人の学生が韓国語クラスを取ることに

 

しかしっ!

 

今日、韓国の先生が国へ帰ったと聞いた。理由は…

 

彼は英語がほとんど話せず、もちろんバングラ語も話せないので、クラスで教えることができず、学生は全く何をしているか分からないので、クラスがキャンセルになったらしい。。。

 

なんじゃ、そりゃ。

 

そもそも、どうしてそんな先生をバングラに呼んだのか?まったくもって意味不明。

 

バングラに来て、「なんじゃそりゃ」の連続だが、これはかなりショックを受けた。

こんなことがまかり通る大学って、、、一体。

 

それでも、学生は文句を言えずに、耐え忍ぶ。

 

なんでもありのバングラ。

 

バングラの人は大好きだけど、もうちょっとなんとかならないかな~~~



これは 私の学生

 

バングラデシュの大学で日本語教えてます

普段はオフィスで一人働いて、疲れたら徒歩2分のうちに帰って、一人で休み、気が向いたら、同じ部署のバングラ人に話に行く。話すのは一人か二人

そんな環境が結構心地いいんだなーってことを今日は再確認

なぜなら私はHSPの繊細さん

大勢が苦手だし、大勢の中で何か自分から発言するのはメッチャ嫌

しかし!

ここ3日ほど、インターナショナル会議というのがあって、日本人一人しかいないという理由で、出席を頼まれた。

もがきにもがいたが、あきらめて出席

最初の日は話を聞くだけでいいセミナーだったが、今日はみんなで討論するとスケジュールに書いてあった

やばい😨

会議が始まった

一番端の入り口に近いとこに座った

多分当てられることはないだろうけど、万が一当てられたら、どうやって言い訳して逃れようと、ずっと考えていた。

それも周りは大学院卒の大学教授ばかり。なんかすごい難しいこと話してる

もし当てられたら、何を言っていいか全然わからない

あーめっちゃ嫌だ〜

「大勢の中で、何か自分の意見を言わなければならないかもしれない」という不安 めっちゃ久々に体験した

そして人前で発言できない私は劣っているんじゃないかという劣等感

あ〜嫌な感覚

昔、こういう劣等感を感じる環境にいた頃を思い出した。

かなり長い間、こんな感覚感じてなかったので、すごく久々の劣等感

今、一人でいられる環境、ありがたいって再確認

ありがとう😊


私は元々、短気なほうで、せっかちだ。

友だちや学生には優しいと思うが、仕事仲間に対しては、めちゃめちゃ気が短くなる。

 

私が住んでいるバングラデシュ。

 

とにかく、仕事が遅くて、何事も全然はかどらなくて、スケジュールがコロコロ変わり、知らせてもらえるのは常に直前。

 

そんな、私をいらだたせることがオンパレードのバングラ。

 

こないだも、一つのとってもシンプルな事を成し遂げるために、7回ほとある人に手を変え品を変え、お願いし、結局何の進展もなく、私はただただ怒りを爆発させるだけだったので、あきらめた。

 

いつもいつも、こんなことで怒ってはダメだと言い聞かせているが、やっぱり怒ってしまう。

 

でも、前よりはちょっとだけ進歩あり。

 

今回は、これは「徳を積ませてもらっている」キャンペーンだと思うことにした。

 

「徳積み積みキャンペーン」、と名付けてみた。

 

そうやってふざけた名前にして、自分を盛り上げないと、7回お願いして成果がなかった自分をなぐさめられない

 

そんなわけで、毎日、徳積み積みキャンペーン中。

 

しかしっ!

 

今日も、また怒ってしまった!

 

あ~まだまだキャンペーンは続きそうだ。

 

絶賛、キャンペーン中。

 

もっと徳が積めるかな~~

バングラデシュのダッカを歩いていた。

 

マンゴーの屋台があったので、マンゴーを買うために立ち止まって、お店の人と話してたら、バングラ人が横を通った。

 

この日は雨で、私もそのバングラ人も傘をさしてた。

 

バングラの傘は折り畳みのものが多い。私は、せっかくだから、日本では絶対使いたくないような、バングラらしい花柄の傘を買ってそれを使っている。500円くらい。




 

しかし!

 

その通りすがりのバングランおっちゃんは、めっちゃ高級そうな傘をさしていた。こんな傘バングラで見たことない。




 

なんとなく目が合って、話しやすそうな人だったので、

「その傘、すてきですね~」と言ってみた。なんのきなしに。

 

すると!

 

おっちゃんは「じゃ、これあげる」っと、何のためらいもなく言って、傘を渡しに渡してきた。

 

えっ!

 

いやいや、と断ったが、そのおっちゃんは「大丈夫、大丈夫~」といい、去っていった。戸惑っていると、マンゴー屋のおっちゃんも、お客も「大丈夫、大丈夫~」と言っている。

 

じゃ、もらっとくか。

 

というわけで、高そうな傘もらっちゃいました。

 

でも、私は折り畳み傘もあるし、その高そうな傘は、孤児院にあげました。

 

なんだか、わらしべ長者みたい。。。

 

バングラでは思いがけないことだらけ。。。

バングラデシュに来て一年


最近はダッカの日本語学校へ週2回、毎週行くようになった。

以前は週1回、月に1回か、2回だったから、学生の名前も覚えられないし、気薄な関係だった

私の日本語学校での役割は主に面接のお手伝い。時々、先生の穴埋めで授業をしたり、他の先生の指導をしたり。最近は上級者N4クラスのクラスも担当させてもらってる。

面接は2種類
日本の日本語学校とのオンライン面接。これに合格すると、日本の学校が決まる。みんな毎日めちゃくちゃ練習する

「今年の3月から日本語を勉強しています」とか
「私の趣味はサッカーです」とか
「日本で富士山を見たいです」とか
質問されるだろうと思われる答えを丸暗記する

現地のバングラ先生とある程度練習しているので、私は最終チェック、文法や発音の間違えを直す

みんな人生がかかってるから、必死で丸暗記して頑張る

もう一つは大使館との面接。7月から日本へ行く学生へ向けて5月から大使館の面接の練習をずっとしていた。

他の国にはないらしいが、バングラは日本大使館との面接も合格しないと日本へ行けない

今回は毎週週2回、さらにオンラインでも何回もした。面接直前がイードの大型休暇だったので、休みの時もオンラインで練習

個人的に仲のいい子は前の日の晩に電話で最終練習

どれだけ日本語が上手でも落とされた子もいる。めっちゃ厳しい面接官がいるらしい

だから、私は心配だった
特に始めた頃は、全然話せなくて、無理かもっと思ってた。

でもめっちゃ練習したおかげで、今週3人が合格した!

今までは合格しても、私にお礼を言ってくれる学生はいなかったが、今回は電話で報告してもらったり、授業中にわざわざ来てくれて報告してくれた

あ〜嬉しい☺️

教師冥利👩‍🏫

後3日で日本へ行ってしまう
この子たちの人生が大きく変わる

そんな彼らをちょっとでも手伝えたことが嬉しくて、彼らと関わらせてもらえる機会を与えてもらったことに感謝

今まで教師として、教えることに大きな喜びを感じていたけど、今海外で教師をして、違う喜びを体験している

教える喜びは、興奮度高め
人生に関われる喜びは、なんか深みがあるな〜

彼らのこれからの長い人生にとって、私は一瞬通り過ぎただけの人だけど、私の人生にとっては、かけがえのない、かわいい学生たち

バングラデシュに来てよかったな〜😊

つらいことも全部吹っ飛んじゃう

彼らが日本で、いろんな経験をして、成長してくれるといいな

そして日本を好きになってくれるといいな

ありがとう、この人生で私に出会いに来てくれて💕