バングラデシュで日本語教師をしています。

バングラデシュの女の人の普段着はサロワカミューズという3点セットを着ることが多い。長いトップ パンツ スカーフ。こんなの

 

 

色んな色やデザインがあり華やかな。

私は来た当初は日本から持ってきた服を着ていたが、少しずつバングラの服を着るようになったでもバングラ人みたいに、刺繍がめちゃくちゃ入った派手なデザインのものは着れなくて、質素なものを着ている。店でいいものを見つけるのは難しいので、オンラインで注文することが多い

そう、バングラにもオンラインで注文できるシステムがある。びっくりした🫢

布の質感やサイズなどはずれもで多いが、安いので、ついつい買ってしまう。

こないだ買った服のカスタマーサービスはめっちゃ良かった。

ちょっとした手違いがあり、カスタマーサービスの人と話したんだけど「服はどうでしたか?サイズは合いましたか?もし何か問題があれば、着た後でもいいから言ってください」とメッセージをくれた

バングラデシュできめ細かいサービスをしてくれるなんて嬉しい😭😭😭

ところが、今日話した別の会社のカスタマーサービスは良くなかった

届いた服のサイズが大きかったので、「交換できますか?」っとメッセージを送ると、オッケーと返事が来た。でも、欲しいサイズがなくて色々質問してるうちに、相手が面倒になったのかボイスメッセージを送ってきた。

いやいや 名前と会話から外国人てわかるやろっと思ったが、そこはスルーした。そしてまた質問すると、急に返事がなくなった

次の日に 返事くださいってメッセージ送ったら、どうも違う人が返事をしてくれたようだった。昨日はバングラ語だったのに、今日は英語で返事が来る。

「交換できますか?」って聞くと、できませんと言われた。「でも昨日できますって言われましたよ」っていうと、

「お前が注文を間違えたんだろ、交換はできない、なんでそんなことがわからないんだ!」と返事が来た (感覚的にはこんな強い感じの語調)

えー😱急にブチギレ

それから返事もしてないのに
「間違えたのはあなただ 私たちじゃない」
「私たちが間違えたら交換するけど、あなたが間違えだんだから交換しない」
っと立て続けに返事が来た

なんか ブチギレてはる

どうしようかなって考えた

こっちもさらにブチギレるか?いやいや、こんな人と話しても無駄。無視しよう

ありがとうってメッセージを送って会話終了

あーこんなカスタマーサービス、日本じゃありえない

日本のチョー丁寧なサービスも、行き過ぎ感はあるけど、「どうしてそんなことも分からないのか?」と見下すカスタマーサービスは、やっぱきつっいなぁ

屈辱だったけど、言い返さずに我慢して大人になった自分を褒めてあげよう

今までならトコトン相手を追い詰めていたはず。

バングラの不条理の中で、私、成長してる😆

 

次のバングラカスタマーサービスはいい人だといいなぁ~


 

バングラデシュの大学で日本語を教えています。

 

数週間前、大学の英語の先生がやめた。学生のFacebookの投稿で知った。

 

長年働いている女の先生で、私も何回か話したことがあった。学生には人気がなかったと聞いていた。えこひいきがすごく、言ってることはメチャクチャだったらしい。

 

Facebookで見て、なんでやめたんだろう?っと思っていたが、今日、私のアシスタントをしてくれているゴシップ好きの学生に聞くと、大学内の派閥争いがあったとのこと。。。

 

大学内に派閥があるとは聞いていたが、私の大学にもあったんだ。。。

 

もともとこの先生は学生からの不平不満が多かったんだけど、この先生のご主人が、バングラでの政治的権力が強くて、この先生を辞めさせることができなかったらしい。

 

そして、大学内の派閥とは、どこの大学を卒業しているかが関係しているらしい。A有名大学派とB有名大学派の二つの派閥があり、この辞めた先生は、A派。しかし、学長はB派。前から人気のない、そして違う派閥の先生を辞めさせたかったが、ご主人の権力の強さがあり、やめさせられない。

 

しかし、このご主人が、政治的なことで逮捕されて、今は牢屋にいるらしい。それで権力を失い、学長は辞めさせることができた、とのこと。

 

うぉ~なんか、バングラだなぁ~

 

バングラでは、去年大きなグーデータがあり、首相が海外へ逃亡した。その前も、そしてその後も、国民の政治的争いは絶えない。ずっと、政治的には不安定。ちょっとなんかあれば、逮捕されてしまう。私の学生も、政治的なグループの権力者かなんかで、学校に来ることができないと言っていた。身を隠さなければ、逮捕されてしまうと。。。

 

平和な日本で生まれた私には想像もつかない世界。でも、それが、すぐ間近にある。

 

バングラ人の国や政治にたいする思いは非常に強い。腐敗、汚職がまかり通り通っているこの国で、若い人はみんな海外に行きたいと願っている。

 

私には何にもできないけど、バングラ人が、私という人を通して海外に触れて、違う文化を体験し、海外に興味を持ったり、海外に行きたいと思ったりして、バングラが長期のスパンで変わる小さなきっかけになってくれたらなぁ~といつも思っている。

 

がんばれ、バングラ人



大学の学生

 

バングラデシュで日本語教師をしています。

学生に「先生、私の田舎に来てください」と言われることは数え切れないくらいある

先週、日本語学校で、顔は見たことあるけど、話しことあるかな〜?くらいの学生に、いきなり「先生、私の田舎に来てください!」と言われた。

あんた だれやねん?

っと言いたかったが、他の学生もたくさんいたし、それを言っても日本語は通じないので、「えっ〜」っと驚き続けて、返事を避けた。
 

日本人ならここで、「あっ、言葉をにごしている。行きたくないのかな?」なんて、悟ってくれるかもしれないが、バングラ人には通用しない。

 

正直、断りたかった。

 

この学生は全然知らないし、日本語も上手じゃないので、スケジュールの調整とか色々面倒だ。最初に「私の田舎に来てください」と言われた後は、全部グーグル翻訳で会話をしている。今までも、バングラ人との待ち合わせではイライラすることが多いので、この日本語力では不安しかない。

 

それに、あんまり好きなタイプの学生ではない。ごめんなさいっ、でも旅行にいくなら好きな学生と行きたい。

 

そして、今までに何度も色んな学生の田舎に行ったことがあるので、もう別に取り立てていきたくもない。前回行った学生の家は、電気も水もない家だった。めちゃくちゃ大変だった。。。だから、ちょっと田舎へ行くのもためらってしまう。

 

しかし、そのときっ!

 

その学生の隣に座っていた学生が、「先生、僕も行きます!」っと言ってきた。その子は、私のクラスの子でとってもかわいい学生。最近少し話してくれるようになり、とってもいい子で、ほんとにかわいい。

 

なにぃ〜。彼が行くなら是非私も行きたい。色々質問すると、日帰り旅行ということが分かった。日帰りなら、なんとか行けるかっということで、一緒に行くことにした。

 

しかしっ、彼らは、私たちが会話できないことが分かっているので、日本語が話せる学校の校長先生と、もう一人の先生も招待して一緒に行くことになった。

 

私としては、言葉が話せなくても、学生とだけの方が楽しいのだけど、そんなことは聞いてくれないし、話もしてみたが、こちらの意図は全然通じず、結局みんなで行くことに。。。

 

当日、バングラ人には珍しく、皆、時間より早くきてくれた。田舎まで3時間かかると言っていたが、1時間でついた。それから、バングラ人のおもてなしあるある。何人分出すねん!とつっこみたくなるほどの朝ごはんが出てきた。そして近所をぶらぶらして、近くのミュージアムとやらに行って、帰って、また何人分出すねん!というほどのランチを頂き、そこから親戚の家に行って、ボートで川を渡り、そして帰途へ。。。





朝ごはん ちなみにご飯はベットの上であぐらで食べる

 

一つ一つは楽しかった。ご飯もおいしかったし、ボートは最高の景色だった。

 

ただ、全員バングラ語で話して、私は何も分からないので、ほぼほぼ、誰ともはなさなかった。本来通訳をしてくれる先生も、別に通訳もしてくれないので、私は次に何をするか、どこへ行くのか、いつ帰るのか、全然わからず、ただただ、車に乗れと言われれば乗り、歩けと言われれば、歩き、写真を撮りたいと言われれば、取り、帰ってきた。

 

ボートの後、そのまま帰途についたので、「えっ、それなら、さっきトイレに行っておけばよかった~」と思ったり、一旦学生の家に帰ると思ってたのに、帰らなかったから、「だれにも挨拶せずに帰ってきちゃった」と思ったり。。。

 

ま、これは私の性格上、日本語でも聞けないタイプなので、バングラ語だと余計聞けないし、学生だけなら聞けるけど、たくさん人がいると聞きづらくて。。。

 

そんなわけで、今回は、ほぼほぼ誘ってくれた学生とは全然話さず、日本語が話せる先生とも話さず、静かに過ごした旅でした。

 

やっぱり、旅のお供は自分で選びたいなぁ~

 

でも、かわいい学生と一緒にいれたので、うれしかった。


ありがとう

 

写真

ボートからの空。首都ダッカの空気汚染では見れない、田舎ならではの空。

バングラディシュ人が、バングラは美しい国です、と言うのがよくわかった。



家の前のバナナの木




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バングラデシュの大学で日本語を教えています

大学で働き出してから3ヶ月ほど経った時、私にアシスタントがつくことになった。

一応外国人の先生!ということで、VIP扱いされたので、学長とかお偉いさんの先生にしかつかないアシスタントをつけてくれたのだ

私は他の人と働くのが得意じゃない。こだわりも強いし、短気だし、せっかちだし、、、

人生で一回だけボスになったことがある。ボランティアをしてた時、長期ボランティアだったので、指導する立場になってしまったのだ。部下の意見を尊重しながら、自分の意見も言いたい。難し〜い。部下で愚痴ばっか言ってる方が楽だわ〜っと思ったものだ

そんな私が思いかけず、バングラデシュで部下ができた

アシスタントといっても、学生から選ばれて、学業のかたわらアルバイトみたいな感じ。月に5000円位もらえる。少ないと思うかもしれないが、うちのオフィスで働いている正社員の給料は月1万5千円なので、5000円はなかなかの金額

私のアシスタントは英語も上手で賢くて、仕事もできるし、初めは良かったのだが、途中からいろいろと問題が。。。

 

日本人としては、お金をもらってるんだから、決められた時間はきちんと働く!と言うのが当たり前なんだけど、そこは、バングラ。学生だからクラスがあるので、クラス以外で空いている時間に、一日4時間働くという決まりなんだが、、、。タイムカードもなければ、私もオフィスにずっといるわけではないので、誰も管理しない。

 

私も初めてな事なので、うちのボスに聞くと、これまた適当な答えばかり。結局私もバングラ流に、彼女に任せていたら、最後は全然来ず、4カ月くらいほぼ合わない状態が続いた。

 

そして、こないだ彼女のアシスタントの契約更新があった。私は、もちろん「もう彼女は必要ない」と思っていたが、何故か、私のアシスタントなのに、私の同意なしで契約更新が進んでいた。

 

なんじゃそりゃ!

 

しかし、私が反対したので、アシスタントはいままで私のオフィスになんか全然来なかったのに、飛んでやってきた。

 

もう一度、チャンスをください~と泣いていた。これも修行かと思い、チャンスをあげることにした。

 

日本人の部下でも大変なのに、バングラ人の部下とは!

 

契約更新するからには、日本人の仕事のやり方で、厳しく指導することにした。

 

しかしっ!

 

これやっといて~と言ったことを、締め切りを過ぎても何の連絡もない。

 

その後、聞いてみると、締め切りのことは覚えていたが、オフィスの人と話したら、それは締め切りまでにできないと言われたので、できたら報告しようと思っていたとのこと。

 

私はとしては、そんな会話は知らないから、「締め切りの日までにできないなら、できないと知らせてね」というと、キョトンとしていた。そしてもう一度同じ言い訳をしてくるので、また同じように説明したら、しぶしぶながら分かったようだった。

 

「締め切りの日までに出来なかったら連絡する」という私にとっては当たり前の価値観が、彼女にはないようだった。


ま、確かに、バングラの辞書に、「締め切りに間に合わせる」という言葉はないかもしれない。

 

あ~これからが思いやられる。

 

でも、これも修行。部下を育てるというのは、心の器が大きく出来ないと無理だ。今までの私は、心の器が小さすぎて、部下がほとんどいなかった。今、少し心の器が大きくなったから、部下を育てるという試練の場を与えてもらったのかもしれない。

 

まだまだバングラで修行は続く~


私のオフィス

バングラデシュで日本語教師をしています。

 

バングラにいると、あまりにも物事がうまく運ばないことが多い。

 

私はこの国が好きで来たので、起きることは受け止めようと思っているが、それでも日々

なんじゃ、そりゃ??

を経験しながら生きている。

 

バングラに来る前に、「私はなんでバングラに行くんだろう?」と考えた。導かれたことは間違いないが、行く前は分からなかった。

 

そして、ここに来てからわかった。

 

「あ~私は、ここに、執着を手放しに来たんだな」っと。

 

色んな執着があり、しがみついて、怒ったり、イライラしたり、苦しんだりしている。

 

今日は、私の家から1時間くらいのダッカの町へ、バスで出かけた。

 

私の勤めている大学から行くのだが、今日はバスがいつもより早く出たみたいで、バスがなかった。ドライバーさんに電話一本したら、待っててくれるかもしれないが、電話しても、バングラ語が分からないので、会話ができない。違うバス乗り場に行ってみるけど、そこにもバスはなくて、別のバス乗り場に行って、また待つ。結局30分位遅くなってしまった。

 

今日は9時半からのミーティングに参加したかっんだけど、間に合わないだろうな~と思った。私は時間に遅れるのがすごい嫌いで、遅れるとイライラする。

 

でも、どれだけイライラしても、バングラの大渋滞の中、私に何一つできることはない。どれだけ祈っても、どれだけ心配しても同じ。なら、何も心配しない。私が遅れたところで、別になんにも問題はないし、私も1週間後にはこのこと忘れてる。

 

執着って、もっと大きいものだと思ってた。家族への期待とか、将来への不安とか。。。

でも、時間通りに着きたいという、そんなちっちゃな執着。それさえも、手放せない。

 

電車が時間通りに来る。会社や学校は時間通りに始まる。雨が降っても学校はあり、会社もある。そんなことが当たり前だった日本。

 

バングラでは、バスで1時間のところが3時間かかったり、学校のクラスはキャンセルだらけ。雨が降ったら、バス停まで行けないから、学生は来ない。先生も来ない。


そんなバングラで

どうでもいいや〜

っと思う練習をしている


あきらめではなく、ただ手放す


でも、日本に生まれ育ち、しがみついた価値観を手放すのって、ほんと難しいんだなぁ〜


修行できる、この無茶苦茶なバングラに感謝😆



 




ちょっと雨が降ったら、大洪水