【北海道新聞夕刊より】
バスケットボール男子の日本リーグ(JBL)が開幕し、レバンガ北海道も6、7日と愛知県刈谷市で強豪アイシンと2連敗した
連敗スタートになったが、ベンチではスコット・ベリー新ヘッドコーチの熱い声が跳び続けた
開幕第2戦──
7日のウィングアリーナ刈谷
前日に大敗したレバンガは、雪辱を期して第2戦に臨んだ
薄茶のスーツに黒のワイシャツ姿のベリーHCはアイシン選手の試合練習を、自軍ベンチから厳しい視線で見つめた
畠山和人GMによると、試合直前のロッカールームでは、前日の反省点と修正点を選手たちへ細かく指示
最後に「情熱を持って戦え」とゲキを飛ばした
HCもベンチに座った瞬間から戦いが始まっていた
試合開始直後、野口が厳しい守備でアイシンの攻撃をつぶすと、HCは立ち上がってガッツポーズ
「グッド」の声も飛んだ
しかし第2クオーター、ターンオーバーをきっかけに連続10失点
たまらずタイムアウトを要求した指揮官は、円陣の中で浮き足立つ選手を落ち着かせた
32-42で再開した第3クオーター
ベンチの栗野の横で、耳打ちしながら試合展開を見る
5分過ぎ、レバンガが反撃を開始し、栗野の連続ゴールを皮切りに連続12得点で53-52と逆転
クオーター終了の円陣で、HCは折茂の手を握り「やったな」とばかりにウインクした
一進一退となった第4クオーター
残り1分47秒で折茂ぎ相手選手に倒された
血相を変えてベンチから飛び出そうとするHCを清永アシスタントコーチが止めた
その熱気に触発されたように桜井や野口のゴールで、残り6秒で71-69と逆転
レバンガファンが大歓声を上げた
試合は結局、残り2秒で追いつかれ、延長で惜敗した
ベリーHCは「接戦の勝敗はコーチの責任」と表情を引き締めたが、今後のリーグ戦へ手応えもつかんだようで、「(縁起の悪い)黒いシャツはもう着ない」とユーモアで締めくくった
ホーム開幕戦、ベリーHCにも注目
○こちゃん、可愛い~
Android携帯からの投稿