
初めての飛行機で、初めての日本脱出。
格安切符のシンガポール航空、南回りで30時間。
香港、シンガポール、、、アブダビ、
いつ着くんやろうって感じ。
そして ローマ
忘れもしない あの日。
先に行っていた 友だちMと彼の友だちのイタリア人が迎えにきてくれた。
ローマは古くって、品格があり、堂々としていて、
大満足。
どこもかしこも 美術館みたい。
時差ぼけや長旅なんか、まったく苦にならない。

友人二人が前の日から泊まっていたレプブリック広場あたりの安ホテルに直行。
部屋にはたくさんのベッドがあり、三人の他は誰もいない。
トイレもシャワーも外。
さすがにホテルに着いたら、眠気がしたので
昼寝を。
深い眠りの中で 夢を見ていたら、
すごい 音が。
ウワー、ウワー、ワーーー!!!!
自分が拍手されている夢と重なったのやろか、
いったい何事???
とび起きた。
サッカーのワールドカップで何十年ぶりに ブラジルを負かして
イタリアが優勝した瞬間やった。
街中、大騒ぎ。
すぐ 三人で外に出た。

高校生のインテリの友人、エルネスト君は 自称コミュニスト。
(その頃はやってたからね)
お金なんか払わない。
好きなだけ バスにただ乗りして、
思いつくところに移動する。
私は訳がわからず、着いて行くだけ。
街はぐちゃぐちゃ。
車も人も好き放題に行き来してる。
道路があって、道路がない。
みんな 喜びのあまり どなったり
歌ったり、踊りだしたり。
おまわりさんも仕事どころやない。
今日怒ったら 野暮。
今日という日は なんだって許される日。
悪ふざけし放題の特別な日。
これがローマなんや。。。
熱くって、めちゃめちゃで、感情が自由に吹き出せる。
彼らは 本当に嬉しくって嬉しくって仕方が無い
いつの間にか夜になって、私たちはとある小学校の前に来てた。
その前の噴水で 皆 水浸しで 大笑い。
全然知らない人同士と 子犬みたいに 一緒に遊んだよ。
悪ふざけに 言葉なんて いらない。
ただ 楽しい。
噴水の水を 前から来る 車に思いっきりかけたり
風船に水入れて、町中 ばらまく若い人たち。。。。
フェリーニの映画みたい。

サッカーの勝利を 体全身で 祝う この人たち。
街中、いえ 国中 超興奮状態
一日では収まらないで 数日続いた
あまりに無邪気な イタリア人の そのままの表現が
私には とても 新鮮で 可笑しかった。
それが私の海外最初の日で 忘れられない思い出。