壬生京極商店街の中でも、中新道よりに、そうそう、田中州鶴医院いう

内科のお医者さんが今あるところの、ちょうど向かい側に、小さな

ギャラリーが、あります。

 

入ったことはないのやけれど、週末などに、よく絵画の展覧会の

ような催しをやってはるらしく、お医者さんの帰り道に、表にはってある

ポスターが目にとまることが、あります。けど。。。

 

あの場所いうのは、私にとっては、小学校の同級生やった、

<いまなか君のおうち>いうより他にはのうて、

近くにあったそろばん教室に、幼い頃一緒に通っていたので

 

いまなか君を誘いにいくと、いまなか君にそっくりな、色が白うて

ほっそりとして上品で、きっと大声出して、怒鳴ったりは絶対に

しゃはらへんのやろうなぁ~と思われる、いまなか君のお母様が

いつも、微笑みながら、出てきてくれはるのでした。

 

  うちのお母ちゃんとは、全然違う!! 

  そやそや! お母ちゃんいうのは、本来、こういうもんやないの!!

 

と、当時は、我が家の母と比べて、なんやら、腹立たしいような

損したような(?)気持ちになったものでしたが、今やったら、

よ~~う、わかります。

 

いまなか君のお母さんが、観音さまのように穏やかやったんは、

いまなか君が、大人しいて、賢うて、優しい、そういう子供やったから、

であって、

 

うちの母が、阿修羅のごとく怒りながら、私を追いかけまわしていたんは

わたしが、どうしようもない、やんちゃな子供やったから、なのでした。

 

私は、そろばん教室も、その他の習い事の例にもれることなく

<落ちこぼれ組>やったので、賢うて、スマートな、いまなか君とは

全然レベルのちがうクラスにいて、中学校も、ええ学校へ行かはったからか、

小学校以来、いまなか君と一緒にいた想い出いうのは、あらへんのやけれど

 

今でも、週末にお客さんのよう来てはる、

あの、白い壁の、お洒落な<隠れ家>のようなギャラリーの前を

通るときには、

 

いまなか君の、とても美しいて色白で、優しかったお母さんと、

いつでも、私のおかしな話を、穏やかに相槌を打ちながら、聴いてくれてはった

<ええとこの子>そのものの、いまなか君のことを思い出します。