noteで先行全文公開していましたが、続きの部分をアメブロで掲載しておきます。

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【それでは、続きの部分です】

前の部分は数日前にアメブロ掲載しています。

最近、IBDPのネガティブ要素・デメリットとして最終試験は一発勝負だからというSNSが話題になりました。ちょっと実情は違います。

合格の仕組み:条件付きと無条件のリアル

 

大学ごとに合格の出し方は異なりますが、大きく分けて以下のパターンがあります。

1. 一般的な大学(国内・海外問わず)


ほとんどの大学では、各科目の最低点(例:指定のHL科目(通常1、2科目)で5点以上)が設定されています。


この場合、プレディクテッドでその基準をクリアして、さらにもちろん総合的に判断され、その結果「条件付き合格」(一般的です)をもらった場合、最終試験の結果がその得点以上であれば合格です。

 

大学側は「結果的に最終試験でぎりぎりまで得点が下がっていても問題ない」という合格です。つまり、プレディクテッドスコアが高ければ合格しやすく、最終試験結果はあまり重要ではないことになります。

2. 医学部・歯学部などの難関学科(条件付き合格)
 

一部の競争率の高い学科(特に医学部医学科など)では、「総合点が36点未満の場合は合格を取り消す」という厳しい条件もあります。国際的には総合点が40点以上であるという足切りが一般的です。医学部は人気がありますから、国際的には有名大学ではプレディクテッドスコアが42点でも合格は厳しいと言われます。それ以外の要素が重要ですね。つまり課外活動などです。


このような医学科の場合のみ、12月末の最終結果が“命綱”になります。予測で高得点を取っていても、本番で基準を割れば取り消しとなるため、最後まで気が抜けません。

3. 人気大学の“安全マージン”戦略
 

面白いのは、名門大学ほど条件付き合格のハードルが著しく低く設定される傾向がある点です。


例えば、プレディクテッドで40点を取った生徒に対して、大学は「総合点が32点以上であれば合格を維持する」という条件を出すことがあります。これは「予測が40点も取れる生徒がここまで(32点)落ちることはまずない」という大学側自身でもあり、高校を信用することでもあり、さらに生徒が最終試験で体調をくずしてもこの生徒を欲しいということであります。つまり、合格者確保のためですね。どんな良い大学でも、そんな大学に合格する生徒は他の大学に合格していますから。

海外インターも日本の学校も、手続きは同じ
 

このプレディクテッドを軸にした受験スケジュールは、海外のインターナショナルスクール(6月卒業)から海外大学を受ける場合も、日本の学校(3月卒業)から海外大学を受ける場合も、ほぼ共通です。

海外インター → 海外大学:現地の大学もIBのスケジュールを熟知しており、プレディクテッドを前提に合格を出します。

日本の学校 → 海外大学:同様に、5月試験・12月発表のサイクルで動くため、やはりプレディクテッドが合否を左右します。Nと表記される日本式(一部の他の国も)のIBDP試験日程は理解されにくいですが、基本的に書類上の判断ですから、プレディクテッドスコアがある時点で同じ。

つまり、「本番の一発勝負」は自分自身のメンタルや学力の話であり、受験制度の上では“プレディクテッド勝負”だと言っても過言ではありません。

唯一にして最大の“例外”:オーストラリアの大学受験
 

ここまで読んで「じゃあ、どこでもプレディクテッドが大事なんだ」と思った方に、唯一の例外をお伝えします。それがオーストラリアの大学受験です。

オーストラリアの大学は、スケジュール感が世界と大きく異なります。

※オーストラリアの大学には9月入学という選択肢も存在しますが、それに関する詳細や弊害については別記事で詳しく解説しておりますので、そちらをご参照ください(本記事では割愛します)↓の記事でご確認ください


プレディクテッドは“入場券”、本番は“維持券”

IBDPの最終試験が重要なのは間違いありません。しかし、大学に“入る”ための最重要ファクターはプレディクテッドであり、本番のスコアはその後の“条件維持”や“取り消し回避”に直結します。

 

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