IBDPの“一発勝負”神話を解体する
プレディクテッドスコアこそ合格の鍵
国際バカロレア(IB)教育に携わる者として、よく聞かれる質問があります。
「IBDPの最終試験は一発勝負ですよね?」
確かに、最終試験の比重は科目ごとに全体の約90%を占め、その重圧は計り知れません。しかし、大学受験の戦略という観点で見たとき、実は“本番の結果”よりもはるかに重要な数字があります。それがプレディクテッドスコア(予測成績)です。
これは、IBオフィシャルな成績ではありません。基本的にIBOは関係ありませんし、責任を取らない仕組みになっております。
つまり、IBOはプレディクテッドに関して、正式に関知しない姿勢です。学校はよくこのプレディクテッドスコアと乖離した最終試験成績の場合は問題が生じるということを言いますが、基本的に正確な表現ではありません。
IBDPの闇なので、今日はこのことには触れません。
本記事では、IBDPのプレディクテッドスコアが大学合格にどう影響するのか、日本式・海外式のスケジュールやオーストラリアという例外も含めて、現場のリアルをお伝えします。
↓note記事先行公開です。アメブロには後日掲載します。
日本式IBDPのタイムライン:12月末の結果は“追試”の位置づけ
日本の一条校のIBDPコース(高校)では、高校3年生の11月の最終試験を経て、結果が発表されるのは12月末です。1月発表から少し早まっています。(今後また変化しそう)
ところが、主要な大学(国内外問わず)の出願締切はそれよりずっと前、10月〜11月に設定されています。つまり、大学に出願する段階では、自分の最終スコアはまだ誰も知りません。
そこで登場するのがプレディクテッドスコアです。学校の担任やIBコーディネーターが、過去の模試や課題、授業態度を総合的に判断して「この生徒なら本番で何点を取るだろう」と予測し、大学に提出します。実質的に、このプレディクテッドが“入試の合否判定資料”として機能するのです。
最近、IBDPのネガティブ要素・デメリットとして最終試験は一発勝負だからというSNSが話題になりました。ちょっと実情は違います。
合格の仕組み:条件付きと無条件のリアル
続きはまた後日。
