IBDP生よ、最終得点に縛られるな。課外活動こそが君の武器だ。

第1話です。
 

はじめに:点数だけで判断されると思い込んでいないか?IBDP利用大学入試


国際バカロレア(IB)ディプロマプログラム(DP)を選択したあなた。周りから「何点取ったの?」と聞かれるたびに、心がざわつくことはないだろうか。

保護者の方々も同じだ。「IBで高得点を取らないと、いい大学に行けないのでは」そう思っている方は少なくない。

しかし、ここで一つ、根本的な問いを投げかけたい。

IBDPの最終得点は、本当にそれほど絶対的なものなのか?

答えは「NO」だ。

 

 

特に海外大学受験においては、最終得点は数ある評価軸の一つにすぎない。むしろ、点数にこだわりすぎて課外活動(CASや自主プロジェクト) をおろそかにすることこそ、もったいない。

本稿では、IBDP生が本来持つべき「受験の考え方」を、データと実例を交えながら徹底的に解説する。

現状:日本のIBDP生は「点数」に縛られすぎている


日本のIBDPコースのある高校に通う生徒たち。彼ら・彼女たちは、最終試験の点数に対して非常に敏感だ。なぜなら、「IB=高難度=高得点が必須」 という固定観念が、学校や保護者、そして本人の中に根強く存在するからだ。

しかし、この考え方は大きな落とし穴を含んでいる。

海外のIBDP校から海外大学に進学している生徒と比較すると、その違いは明らかだ。彼らは最終得点を一つの通過点として捉え、課外活動やエッセイ、推薦状などの「総合力」で大学にアピールすることを当然のように行っている。

 

海外のインター校でもそれを十分に理解しており、課外活動実績を生徒に着けさせるべく、校内課外活動の機会を増やし、半強制的に参加させ、参加内容を充実させるべく工夫をこらしている。

 

そして、それをいかにアピールするかを熟知した進学カウンセラーが生徒たちの受験用エッセイに手直し指導し、学校から大学へ提出する推薦状には最大限の高評価を得られるように書き方に工夫をこらしている。

一方、日本のIBDP生はどうか。得点に一喜一憂し、CAS(Creativity, Activity, Service)活動を「義務」としてこなすだけになりがちだ。せっかくのIBという枠組みを、点数評価のための「勉強プログラム」としてしか活用できていない。そんな現実がある。

データが示す真実:最終得点は「通過点」にすぎない
 

では、実際のデータを見てみよう。

 

 

IBDPの合格ラインは24点(満点45点中)だ。これは「ディプロマを取得できる最低限のライン」であり、多くの大学の出願資格もこの24点を基準に設定されている。

 

医学科(医学部)は例外的に、基準点を40点程度に設定している大学が多いが、日本の大学の医学科であれば36点程度から足切り設定があり、それ以上であればその得点の生徒でも合格している実績がある。

 

つまり、得点が高いから合格しているのではない証拠だ。

いくつかの海外の大学のIB要件を見てみよう。

オークランド大学(ニュージーランド) :24点以上
香港中文大学:30点以上
SMU(カナダ) :予測スコア24/42以上

これらの数字は何を意味するか。多くの海外大学は、IBDPの得点を「一定の基準を満たしていればOK」というフィルターとして扱っているにすぎない。つまり、30点でも35点でも、その先の合否は課外活動・エッセイ・面接・推薦状で決まるのだ。

 

また、国際バカロレアのIBDPをそれだけ評価しており、ディプロマが取れるかどうかが重要で、取れているのであれば大学入学の要件として十分と設定していることが分かる。ただ単に受験生を増やして受験料利益を得ているのとは異なる。

実際、最終得点が30点前後でも、トップクラスの海外大学に合格した事例は数多く存在する。点数だけを見て「無理だ」と諦めるのは、あまりにももったいない。

大学が本当に見ているもの:CASと課外活動の力

次回へ続きます。

👇のnoteでは先行して全文読めます。アメブロにない話も多数。