今回は、文系学部への合格の方法の連載、最終話です。

記事全文先取りは👇noteの記事で読めます。アメブロは順次一部削除していきます。

 

私の記事では、通常理系や医学部医学科受験に関しての話しが多いのですが、やはり女生徒は文系が多いこと、男子生徒でも文系は理系よりも多いこと。

 

つまり、本来は文系の話しをもっとすべきなのですが、文系学部を受験する生徒の特長などがあり、なかなか記事として活用されることも少ないと思い、あまりその内容で記事を書く機会がありませんでした。

 

今回、いくつかの質問がかさなり、文系学部への受験に関して、特に海外インター校生が帰国して日本の大学受験をする話しがありました。

この場合、絶対に1校は合格したいため、なんとかならないだろうかという話です。

 

なんとかなります。合格できます。でも、確実に合格するにはやはり多少の追加努力が必要です。

 

帰国生文系入試のラストスパート

「英語力」+「日本語小論文」+「研究論文」で合格を確実にする方法の連載、最終話です。

 

これ以前の部分は、noteか、アメブロを数日さかのぼってみてください。


 

さて、ここからが本題です。英語力があり、日本語小論文もある程度書ける、それだけでは、熾烈な帰国生入試を勝ち抜くことはできません。

 

私が強くお勧めするのは、2つです。

 

提案:「研究論文」「オンラインコース」という最強の武器

 

受験までに期間がある場合、特に書類発想までまだ期間がある場合は、その間に何をして過ごしているかが大きな差に変わります。

 

「受験までの空白期間」をどう使うかという視点です。


想像してみてください。面接でこう質問されたら、あなたは何と答えますか?

「卒業後、受験までの間に何をしていましたか?」

 

あなたは「特に何もしていませんでした」「英語の勉強をしていました」これでは、面接官の心に残りません。では、こう答えたらどうでしょう。

 

「スタンフォード大学が提供する『Learning How to Learn』というオンラインコースを受講し、修了証を取得しました。そこで学んだ学習方法論を、自分なりに日本語小論文の練習に応用してみました」

面接官の目が変わるはずです。「この学生は自分から学び続けられる人だ」 そう映るのです。

オンライン大学コースとは何か
「オンライン大学コース」と聞いて、堅苦しく考える必要はありません。世界の名門大学が提供する、本格的な大学レベルの講義を、自宅のパソコンやスマートフォンで受講できるサービスです。

代表的なプラットフォームには以下のようなものがあります。

Coursera(コーセラ)    世界最大級のオンライン学習プラットフォーム。

スタンフォード大学、ミシガン大学、東京大学など、世界トップクラスの大学やGoogle、IBMなどの企業がコースを提供
 

edX(エデックス)    ハーバード大学とMITが設立した非営利プラットフォーム。

東京大学も参加
 

JMOOC(ジェイムーク)    日本最大級の無料オンライン講座プラットフォーム

 

重要なのは、「なんとなく面白そう」ではなく、志望する学部・学科に関連するコースを選ぶことです。

たとえば、国際関係学部を志望するなら、国際政治や国際経済、あるいは特定の地域研究に関するコース。社会学部なら、社会問題やジェンダー、人口問題に関するコース。経済学部なら、金融や経済政策、データ分析に関するコースといった具合です。

コースを選んだら、1カ月以内に完了させることを目標にしましょう。多くのコースは「自分のペースで進められる」 形式で、1週間に数時間の学習で数週間から数カ月で修了できるよう設計されています。1日1時間もあれば、十分に間に合います。

費用はたったの1万円で手に入る「証明された学び」

ここで最も重要なポイントです。

 

👇受験のしかた、書類の注意点、忘れがちなこと、失敗例をみてきたから分かること。海外生の国内大学受験の全てです👇

 

受講自体は無料です。動画を観て、資料を読み、クイズに答えるだけなら、お金は一切かかりません。

しかし、コースを修了した証明書(修了証)を発行してもらうには、有料です。費用はコースにもよりますが、1万円程度で取得できるものがほとんどです。

この1万円を払うかどうか、ここが分かれ道です。

証明書がなければ、あなたがコースを受講したことは誰にも証明できません。面接で「Courseraで学びました」と口で言うだけでは、熱意として伝わりにくいのです。

しかし、公式の修了証があれば、それは「世界の名門大学があなたの学力を認めた」という客観的な証拠になります。履歴書や志望理由書に記載でき、面接で提示することもできます。

受験でのアピール方法

どう活用するか
 

取得した修了証は、以下のように活用できます。

志望理由書や活動報告書に記載する:「○○大学のオンラインコース『○○』を修了し、△△について学びました」と具体的に書く。

面接で具体的に語る:「コースで学んだ○○という考え方が、私の志望理由とこう結びついています」と、学んだ内容と志望理由をリンクさせる。

書類と一緒に同封する:可能であれば、修了証のコピーを参考資料として提出する。「この学生は、待っている間も能動的に学び続けた」 という事実は、大きな加点材料になります

 

※同封書類に決まりがある大学もあります。その他の書類を同封できるか、募集要項で確認しましょう。

 

そして、もう1つのおススメです。

 

志望する学部・学科に関連する「研究論文」を、英語と日本語の両方で用意することです。そして、それを受験の願書と共に送付します。

 

注意:「他の書類は同封禁止」の場合は、この方法は困難です。

「研究論文」これは単なる「興味がある」というレベルではなく、特定のテーマについて徹底的に調べ、考察し、論文形式でまとめたものを指します。論文の書き方は、通常インター校や国際バカロレア校で学んでいますから、書けるはずです。

 

時間が許せるだけ時間をかけてください。願書締め切りが数週間以内の場合は、十分間に合います。今から始めます。

なぜ研究論文が効果的なのか
 

帰国生入試では書類審査が重視されるケースが多く、「書類審査」で圧倒的な差別化が図れる、他の受験生と一線を画す「具体物」として研究論文は機能します。

 

 

面接での強力な話題提供になる:自身で深掘りしたテーマについて語れれば、面接官の印象に残ります。

「探究心」と「学術的素養」を証明できる:IBDPのExtended Essay(EE)を発展させるイメージです。IB生でなくても、自主的な研究活動は高く評価されます。

論文の作り方

 

まず近道をさぐります。

インター校、海外の学校で宿題や課題として論文形式で何かを書いていませんか?

その中で、学部のアドミッションポリシーにそったものとして考えられる内容のものがありませんか?

 

あれば、それをひな型で使用しましょう。近道です。時間が限られている場合でも、これならなんとかなります。

 

もし何もない場合は、次の手順で今すぐ始めましょう。


テーマ設定:志望学部に関連する、自分が興味を持てるテーマを選びます。

調査と分析:学術文献、統計データ、一次資料などを活用し、独自の考察を加えます。調査の仕方などは学校で学んでいるはずです。

論文執筆:最終的には英語版と日本語版(または日本語要約版)の両方を作成します。日本語版は日本語小論文の練習にもなります。

 

👇医学部医学科受験なら、今すぐこちらを👇

 

体裁:タイトル、要旨、序論、本論、結論、参考文献を備えた正式な形式にします。

国内の高校生はこれができません。受験のライバルには国内生もいますから、これがあればかなり有利になります。

研究論文の発表の機会を作る
 

以下のような形で「発表」という形を取れるとさらに効果的です。

オンラインプラットフォーム:個人のブログやNoteなどを作成します。受験用です。公開設定と個人情報に注意しましょう。しかし、全くの匿名で、個人が特定できない場合は、大学受験担当者にアピールが難しくなります。適度に公開をする必要があります。


もちろん発表できなくても問題ありません。大切なのは「調べて、考えて、文章にした」というプロセスそのものです。

出願書類に同封する方法
 

志望理由書や活動報告書とともに、「参考資料」 として同封する

論文の要旨を志望理由書に組み込み、「詳細は別紙参照」と明記する

面接時に持参し、必要に応じて提示する

 

書類送付ができない場合は、面接時に持参し、手渡しできるかを確認しましょう。事前確認ができなくても、当日持っていき、手渡しできるかを模索しましょう。

合格への必須アクション


日本語小論文の対策
 

帰国生入試の最大の壁は日本語小論文です。「伝わる答案」の書き方を基礎から練習し、論理構成力とアカデミックな日本語表現を磨くことが不可欠です。

 

短期間でも、家庭教師や塾を利用して、小論文対策を行いましょう。

毎日一文を書いていきましょう。

まだ間に合います。とにかく毎日文章を書いて、書いて、書いて。

時事ニュースから、自分の考えを書く練習、ディベートのように、賛成・反対のポジションをとり、それにそって文章を書く練習をしましょう。さらに、新聞記事のような真面目な記事を書き写す練習も有効です。書き写すことで、適切な文章構成を自然と身に着けることができます。

 

 

面接対策
 

面接は帰国生入試の重要な要素です。自分の海外経験、志望理由、研究論文の内容を日本語と英語でしっかり語れるように練習しておきましょう。

 

過去3年間の出来事を整理し、記憶をしっかり維持しましょう。

 

質問には常に、その大学・学部を志望していることと結びつけるように返答することが重要ですが、全くそれができない質問・雑談もあります。

 

普段から声をだして意見を言う練習を家庭内でおこないましょう。
 

「英語ができる」では足りない
 

帰国生にとって、英語力はあくまでスタートラインです。本当の勝負は、「日本語小論文でどれだけ論理的思考を表現できるか」「研究論文でどれだけ深い探究心を示せるか」にあります。

この夏、「研究論文」という武器を磨き、日本語小論文の練習を重ねることで、大学合格は大きく近づきます。

帰国生入試は毎年熾烈な争いになり、思っているよりも狭き門となっています。しかし、準備次第で十分に切り開ける道でもあります。今からでも遅くありません。

今日から追加で始めていき、書類審査に間に合わせましょう。

 

👇各種おすすめ本