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IB利用入試で直面する筆記試験「基礎学力」を確認するための試験の内容とは

の話しの連載です。

今日は、その3です。


④ それでも対策は必要

 

では、過去問がない中で、どのように対策を進めればよいのでしょうか。

ここで重要になるのが、「大学入学共通テスト」レベルの問題を解くことです。結局ここにたどり着くという矛盾です。

先述の通り、IB入試の筆記試験は共通テストとは別物ですが、「基礎学力」を問うという点では、根底にある学力のベースは共通しています。それは募集要項の筆記試験の説明文とも一致します。


共通テストの過去問は豊富に存在し、質も保証されています。過去問が公表されていないIB入試の筆記試験対策として、共通テストの問題を解くことは、現実的かつ効果的な選択肢と言えるでしょう。

 

 

基礎力の確認:共通テストの問題を解くことで、自分の学力の弱点を客観的に把握できます。

問題形式への慣れ:マークシート方式であっても、時間内に問題を解く練習は、どんな試験形式にも通用する力となります。

思考力の養成:共通テストも近年は思考力・判断力を問う問題が増えており、IBで培った思考力を試す良い機会になります。

 

しかし、短期間で総復習できるほど範囲が狭いわけではありませんし、大学学部の偏差値基準によって問題も難解になります。つまり、簡単に対処ができません。

問題はそこだけではありません。

そもそも出題形式が共通テストの問題文とは異なります。

 

問題を解きながら解説を加える発表式、問題は数問ですが、複数の要素を組み合わせた問題、またテストペーパーに数問の問題が記載されていてもそれぞれが数学・物理・化学の問題、など一般的な入試形式とはことなります。

 

難易度が高いぶん、試験対策勉強してカバーすることができません。つまり、共通テストで到達レベルの得点が取れることを前提とした難易度の問題です。

 

また、これらの筆記試験には実は特徴があります。

それは、正解でなくても合格する可能性がある。

 

つまり、〇〇点だから不合格とはならないのです。

 

発表形式であれば、そもそも回答が分からない問題でも発表形式で解説をしながら問題を解きます。その時の、分からないなりの解説などの総合点で決まります。


正直に「どうやって解くべきか分かりませんが、解いてみます」から始め、明らかに答えに到達できなかった生徒が合格という例があります。
 

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⑤ 過去問がないからこそ、戦略的な対策を
 

IB入試の筆記試験は大学ごとに内容が異なり、過去問が公表されていないことが多いという、非常に対策のしづらい試験です。だからこそ、「共通テストレベルの問題を解く」というオーソドックスな手法に加え、さらに踏み込んだ対策が必要です。
 

【次回へ続く】