IBDPの結果が出たら。今、親子でやるべきこと。

 

国際バカロレア(IBDP)の最終結果が発表され、大きな節目を迎えた方も多いでしょう。スコアに満足できた方も、思うような結果でなかった方も、これから本格的な大学受験シーズンが始まります。

「どこの大学を受験すれば良いでしょうか」そんな質問をいただくことがありますが、率直に申し上げて、学校が終わった今、それを決めるのは子どもと親御さんの仕事です。

 

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学校の進学カウンセラーに頼りすぎない

 

多くのインターナショナルスクールでは、卒業後も一定期間は進学カウンセラーに相談することが可能です。しかし、夏休み中は対応できない学校がほとんどでしょう。夏休みが明けてからでは遅すぎるということはありませんが、それまで待っている間に貴重な時間が過ぎていきます。

一部の日本の大学は、早期のIBDP利用入試のオンライン登録と願書締め切りがこの夏休み中になっています。

「学校の先生が助けてくれるだろう」と待つのではなく、今すぐ自分たちで動き始めること。それが合格への第一歩です。

 

👇多くの親がその手続きで挫折し、子どもにあきらめさせます。海外からの日本の大学受験。

 

過去の情報に惑わされない

 

ここで一つ、重要な注意点があります。国際バカロレア利用入試の条件は、年々変更になる大学が少なくありません。

「〇〇大学が良いらしい」という噂や昨年度の情報だけを頼りに進路を決めるのは非常に危険です。例えば、ある大学では昨年までIBスコアの条件がなかったのに、今年は明確な基準が設けられたというケースも。

 

基準点の変更もあります。また、募集人数も変化していきます。

 

必ず各大学の最新の募集要項を直接確認しましょう。情報のアップデートは、親子共同作業の第一歩です。通常7月から8月、遅くても9月に募集要項が公開されます。かならず即座に入試・ダウンロードし、内容を何度もなんども熟読しましょう。日本の大学の受験手続は非常に複雑です。説明文も分かりにくいことが多々あります。募集要項の詳細確認は親が主導で行いましょう。

 

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お子さんに進路希望がないはずがない

 

「何をしたいか決まっていない」というお子さんもいるかもしれません。しかし、まったく興味がないということはありえません。苦手なこと、嫌いなことでもかまいません。「何が好きで、何に興味があるのか。反対にそれがないのか」を徹底的に話し合ってみてください。また、親に遠慮してはっきりと話していないことが多くあります。子どもに対する姿勢を親が変えない限り大学は遠のくでしょう。

そして忘れてはいけないのが、大学の名前で決めるのではなく、学科(学部)で決めるという視点です。「あの大学に行きたい」ではなく、「あの学部でこれを学びたい」という軸がしっかりしていれば、志望校選びは自ずと絞られてきます。国際バカロレア生の場合はそれが可能です。親にはっきりと話をしていないことも考えられます。もう一度子どものことを考え、しっかりと話を聞いてあげてみてください。

 

地方国立大学という「ねらい目」

 

受験戦略として、ぜひ視野に入れてほしいのが地方の国立大学です。

都心の有名大学ばかりに目を向けるのではなく、地方国立大学は入学しやすく、ねらい目です。文部科学省のデータによれば、IB入試を導入している国立大学は全国で27校に上ります。これらの大学は全国的に分散しており、地方にも多くの選択肢があります。

あまり情報として明確に提示されていませんし、大学受験塾もはっきりと指摘しませんが、地方の国立大学では英語ができる生徒を欲しています。面接などであきらかに大きな加点となり、有利になっています。全体的に厳しいと考えている大学でも、この英語有利という隠れた加点があるため、合格が非常に出やすくなります。もちろん、英語ができるということを数値化して提示しなくてはなりません。まだ時間があります。英語検定試験を受験し、結果を残しましょう。どの英語検定試験が良いのかは、その大学によってことなります。昨年度の募集要項を参考にして対策していきましょう。

ただし、地方大学の場合は自家用車の購入が必要になるケースが多いことも現実です。通学や生活のために車が必要となるため、予算の確保も早めに検討しておくべきでしょう。自動車教習所と車の予算だけではなく、保険料も20万円程度でかかります。

 

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国立大学の選び方「総合型選抜」に注目

推薦入試という選択

この内容は、

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👇チックは、面接にも影響してきます。

 

学科試験がある場合 今からでも遅くない

 

一方で、入試に学科試験がある場合もあります。ただし、時間はまだ十分にあります。数か月あるのであれば、今から対策を始めても遅くはありません。通常は1科目だけの試験でしょう。その対策だけであればまだまだ可能ですし、その対策勉強すら面接時にはアピール材料になります。

ここで重要なのは、学科試験の目標は満点ではないということです。合格ラインを超えることを目指せば十分であり、そのための対策は間に合います。過去問を分析し、出題傾向をつかむことから始めましょう。

 

「学校が終わった今」だからこそできること

 

学校が終わったからこそ、ボランティアを継続することが大きな意味を持ちます。単なる「お手伝い」ではなく、自分の興味や志望学部に関連した活動を続けることで、志望理由書に説得力が生まれます。

また、自習は「自宅で適当に」やるのではなく、証拠の残る勉強に切り替えましょう。例えば、オンライン大学の教科を履修するなどして、学習の記録を残すことができます。CourseraやedXなどのプラットフォームには、大学レベルの無料講座が多数あります。志望学部に関連するコースを修了すれば、それは「やる気の証明」となります。

何か新しいことを始めることも良いでしょう。ただし、受験予定の学部・学科に沿った内容にすることが条件です。「興味があるから」と無関係な分野に時間を割くよりも、志望理由と一貫性のある活動を選びましょう。

数か月あれば、オンライン講座の修了も、ボランティアの継続的な記録も、学科試験の対策も、十分にできます。

 

目標を再設定し、前に進もう

 

最後に、一つだけお伝えしたいことがあります。

結果発表から「思ったより点数が取れなかった」とやる気をなくしている子どもは少なくありません。しかし、得点はあまり重要ではないというのが、今のIB入試の現実です。

大切なのは、「このスコアだから」と諦めるのではなく、目標を再設定し、大学生として何を学び、どう楽しめるだろうかという希望に変えることです。IBDPで培った能力は、スコアだけでは測れません。

今こそ、親子でしっかりと話し合い、新たな目標に向かって進み始める時です。

大学に入学して遊びたいと言ってくれる方が、大学なんて嫌だと言われるよりましでしょう。