前回からの続きです。


ケース4:海外インターから日本の大学(総合型入試)合格

続いてご紹介するのは、海外のインターナショナルスクールから総合型選抜を活用して、日本の有名私立大学に合格したKさんの事例です。

👇まとめて全文を読みたい方は👇noteリンクです。


国際系学部への入学で、これは一般的に慶応大学や立命館大学が有名ですが、両大学共に入学は簡単と認識されがちです。しかしそれは大きな間違いです。実際は帰国生にとってかなり難易度が高く、合格するかどうかの基準があいまいで、偏差値入試と異なり安心できるものではありません。

Kさんのご両親は日本人。彼女自身は小学校1年生から高校3年生までの12年間、東南アジアのインター校に通いました。いわゆる「現地校ではなくインター育ち」です。結果的に英語はネイティブレベル、日本語は自宅学習で維持するだけで、日本語の読書は嫌い、多少英語なまりの日本語という語学力でした。

進路の迷い
高校2年生の終わり、Kさんは「日本の大学に行きたい」と突然言い出しました。理由は「海外生活にうんざりした」というもの。日本へのあこがれなのかもしれません。

しかし、Kさんには日本の中高の学習経験がありませんし、対策も間に合いそうにないので一般入試は事実上無理でした。帰国子女入試を実施している大学も限られますが、そこで目をつけたのが総合型選抜(総合型入試)でした。

総合型選抜とは?
総合型選抜は、学力テストの点数だけでなく「成績表・志望理由・活動実績・人物像・面接」で合否を判定する入試方式です。大学によっては学力テストが免除されます。

海外インター出身の生徒にとっては、課外活動や学習がそのまま武器になる入試方式なのです。

Kさんの強み:探究(研究)と活動の積み重ね
Kさんは高校時代、次のような活動に積極的に取り組んでいました。

地域ボランティア:地域の小学校での英語学習ボランティアで1年間リーダーを務めた。
写真部の部長:現地の子どもたちの環境をテーマに写真展を学校で開催。
自主プロジェクト:「プラスチックごみを植え込みデコレーションに変える」ワークショップを学校内で実施。

IBDPカリキュラムとは別に学校のカリキュラムで「個人研究」のようなプロジェクトが必修だったため、それらの経験をポートフォリオにまとめていました。

受験までの戦略
高校2年生の3月から、Kさんは以下のステップで準備を進めました。

大学・学部のリサーチ
「国際関係学部」「環境学部」「社会学部」を中心に、総合型選抜を実施している大学をリストアップ。各大学のアドミッションポリシー(求める人物像)を読み込み、「自分の活動と合致するか」をチェック

志望理由書の作成
ゴミ問題とアート活動を軸に、「環境問題を文化の視点から解決したい」というストーリーを構築
日本語が苦手なため、ネイティブの日本人講師に小論文添削を依頼。

面接対策
想定質問を50個以上用意し、毎日日本人の友人同士でロールプレイ
「なぜ日本なのか」「なぜこの大学なのか」を論理的に即座に答えられるよう練習。
課外活動のエピソードを1分、3分、5分で話せるようにまとめた
プレゼン資料の作成(必要な大学のみ)
写真展の作品やワークショップの写真をスライドにし、英語と日本語の両方で説明できるようにした

結果:第一志望の大学に合格
Kさんは、ある私立大学の国際関係学部に総合型選抜で合格しました。
彼女のポイントは以下の3点です。

 

👇学校でチック症でいじめられないために

 

「自分ごと」としての課題意識:ゴミ問題を「海外で見た現実」ではなく「自分がリーダーとして取り組んだ問題」として語れた。

活動の継続性と深まり:写真→ワークショップ→研究と、一貫したテーマで活動を積み上げていた。

面接での誠実な態度:日本語が完璧でなくても「伝えようとする姿勢」が評価された。

このケースから学べること
海外インターから日本の大学へ、総合型選抜で合格するためのポイントをまとめます。

① アドミッションポリシーを徹底的に読め
大学が「どんな学生を求めているか」に、自分の経験を合わせること。無理に合わせるのではなく、「自分の強みが生きる学部」を選ぶ。

② 課外活動は「言語化」と「証明」で決まる
どれだけ素晴らしい活動をしていても、それを日本語で論理的に説明できなければ意味がない。さらに、活動や実績を証明できるように、写真や学校ブログ記事のコピーなどを確保。

 

👇noteのメンバー記事です。

 

③ 日本語が弱くても「補強策」を取れ
Kさんのように、添削者を頼む、丸暗記する、ネイティブ並みを目指さない、伝える内容の質で勝負する。

④ 一般入試以外の「入試形式」を知れ
総合型選抜、学校推薦型選抜、帰国子女特別入試…大学によって名称や方式は様々。募集要項を必ず親子で隅から隅まで読み込み調べる。

海外インターから日本の大学を目指すなら、「点数で勝負する一般入試」以外の道を検討してみてください。

特に総合型選抜は、「行動力」「探究心」「主体性」を評価してくれる入試方式です。まさに、海外インター校が育成しようとしている力をそのまま評価してもらえるチャンスなのです。


ケース1から4まで紹介しましたが、これ以外でも
海外留学生活が始まるとあっという間に英語力と学力が上昇し、一般入試で都内トップ中学校に入学した生徒
インター校で上の中程度の成績から、海外トップ大学入学の生徒
さらに、小学生の間に3年間海外駐在帯同でインター校に入学し、小学6年生の時点で英検1級合格した生徒
高校から海外IBDP留学、卒業の後国内国立医学部医学科合格の生徒
などいろいろなケースがありますが、どれも共通点があります。

成功の共通点

これらの成功事例に共通するのは次のポイントです。

その内容は👇noteで掲載します。

 

アメブロでは今回の連載はとばしながら掲載しています。