連載企画のとびとび無料公開です。

インターナショナルスクールへの転校や留学、失敗する人、公開する親が多くいます。

 

なぜなのか? どうすればそうならないのか? 

度々質問を受け、いろいろ書いてきましたが、今回は分かりやすく実例をあげつつ、どうやってプランを立てるべきか、現地ではどうすればよいか? 塾は?

など、質問の多い項目を網羅した記事です。

 

1年程度の海外インター留学、親子留学、数年間の駐在が近い、英語強化のインター校選びなど、いろいろな悩みにお答えします。

 

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引き続き、無料公開の2日目の話しです。


ケース3:海外インターから日本の中学校受験・合格

次にご紹介するのは、小学校4年生から海外のインター校に通い、中学受験で日本の難関私立中学校に合格したHさんの事例です。英語は幼稚園のころから英語レッスンに通っていました。簡単な表現で日常会話ができる状態です。海外留学では理想的な英語力です。

Hさんのご家族は、「将来的には日本の中高一貫校で基礎を固め、大学は海外も視野に入れたい」という方針でした。しかし、いざ中学受験を考えたとき、大きな壁がありました。

「国語が弱い。算数も単元が飛び飛び。」

インター校では日本語(国語)の授業がなく、算数も「分数の計算」「割合」「速さ」などの単元は飛ばされがち。日本のカリキュラムとはちょっと違います。進捗具合も遅めで、問題レベルはあまり難しい内容はありません。Hさんは日本語の読み書きは家庭でなんとか維持していたものの、長文読解や記述式の問題には親が説明しにくいことから対応が不十分でした。

 

 

中学受験を決断したタイミング
小学5年生の夏休み。両親は「このままインターに通い続けるか、日本に戻って中学受験をするか」を真剣に話し合いました。

結論は「6年生の受験日程で一時帰国し、一般枠と帰国生枠で2校の中学受験に挑む」 という準備期間を考えると時期的にはギリギリの決断でした。理由は、Hさん本人が「日本の友達と同じ中学を受験したい」と望んだからです。

成功のカギは「徹底的な日本語補強」と「課外活動の活用」
目標と方針が決定した後、それまで続けていた英語の補習クラス(塾)の時間を減らし、帰国生中学受験塾に週6日通いました。特に力を入れたのは以下の3点です。

1. 国語の「読む・書く」を毎日トレーニング
・小学校5年生までの国語教科書を音読(毎朝夕30分)内容を覚えるほど。
・漢字ドリルは小3からやり直し、漢字検定の内容も網羅
・作文は週に3本書き、オンライン塾の先生に添削してもらう

2. 算数の「抜け」を埋める単元学習
・インターで未履修だった「分数の計算」「割合」「速さ」「図形の面積」を夏休み中に一気に自宅でドリル学習
・計算ミスを減らすため、毎日計算ドリル

 

 

3. 課外活動を「受験の武器」に変えた
Hさんはロボット部に参加していました。ロボットコンテストではチームの一員としてインター校対抗大会に出場。この経験を具体的に語れるように準備しました。

結果は第一志望の私立中学校(中高一貫校)に見事合格しました。一般枠でも帰国生枠でも合格しています。

面接では「ロボットコンテストでの経験」「日本の中学でもロボット部を続けたい」という目標を自分の言葉でしっかり伝えられました。

このケースから学べること
Hさんの成功ポイントは以下の通りです。

帰国子女向けの専門塾を活用(一般の塾では対応しきれない)
短期集中学力向上として毎日塾通い
課外活動を面接で徹底的に活かした
「英語ができる」だけではなく「日本語で考えを伝える力」を短期間で鍛えた

海外インターからの日本の中学校受験は、決して楽ではありません。しかし、Hさんのように「足りない部分を冷静に分析し、課外活動を武器に変える」 ことで、十分に合格は可能です。

 

 

中学受験では、「ペーパーの点数だけ」ではなく「適性検査型入試」や「帰国子女入試」を実施している学校もあります。どこの学校を目指して対策をするかが重要です。中学受験においては帰国子女入試だけを目指すのではなく、一般入試で合格できる力をつける必要があります。その力がないと、中学入学後に一気に取り残されてしまいます。


ケース4:海外インターから日本の大学(総合型入試)合格

続いてご紹介するのは、海外のインターナショナルスクールから総合型選抜を活用して、日本の有名私立大学に合格したKさんの事例です。

国際系学部への入学で、これは一般的に慶応大学や立命館大学が有名ですが、両大学共に入学は簡単と認識されがちです。しかしそれは大きな間違いです。実際は帰国生にとってかなり難易度が高く、合格するかどうかの基準があいまいで、偏差値入試と異なり安心できるものではありません。

Kさんのご両親は日本人。

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