インター校ブームといっても良いでしょう。

海外インター校、国内インター校、ともに大人気になっています。

海外インター校のほうがかなりアプローチが難しいですが、国内インターが海外インター校留学を斡旋していたり、親子でマレーシアなどのインター校に留学にいったり。小中高校生まで、期間も1週間の短期間から、数か月、1年、数年とさまざま。

 

失敗したと感じる親からの相談が多くなっているので、あらためて失敗する子どもの例や、成功例をまとめ、なぜ失敗するか、どうやったら成功するかを連載で書いています。

 

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では、ここからが続きです。

 

改めて「オンライン家庭教師の活用法」について、具体的に見ていきましょう。


オンライン家庭教師の活用法

海外のインター校やIB校に通う子どもたちにとって、ますます重要な存在になっているオンライン家庭教師について、実情を交えながらお話しします。

オンライン家庭教師とは?

オンライン家庭教師とは、文字通りインターネット(ZoomやTeams、Google Meetなど)を介して、遠くにいる講師から一対一で授業を受けられるサービスです。パソコンと安定した回線さえあれば、世界中どこにいても質の高い指導を受けられるのが最大の特徴です。よほど品質の悪いインターネット接続状況でなければ、今はほとんどの国で安定して画面と通話が持続できます。

特に最近では、国際バカロレア(IB)専門のオンライン塾や家庭教師紹介サービスが急速に増えています。従来の「塾」というよりは、完全にマンツーマンの「家庭教師」スタイルが主流で、IBDPの内部評価(IA)や拡張エッセイ(EE)、TOKの添削など、きめ細かい指導に対応しています。国際バカロレアやIBDPは仕組みも分かりにくく、多くの親は経験したことのないカリキュラムで、いくらネット検索して調べてもピンとこないでしょうが、卒業者の大学生であれば最新の詳細を把握しており、自らの体験からこうすればよかった的な発想も多く有意義です。

大学生の家庭教師なので先生としての質を心配する親も多いのですが、体験授業を受けられ、数名の家庭教師を比較選択できます。国際バカロレア向けの家庭教師の役目は、難しい公式を教えることではなく、勉強の指南や、宿題を出してそれをきちんと行っているかの管理役の役目、提出するためのレポートのアドバイスが重要なため、家庭教師の卒業時の成績や大学がトップ大かどうかはほとんど関係ありません。

なぜインター校生にオンライン家庭教師が合うのか?

インター校やIB校に通う子どもたちは、授業や課題の提出で日常的にパソコンを使いこなしています。Google Classroomなどのオンラインツールが当たり前の環境で育っているため、Zoomなどのオンラインでの授業にまったく抵抗がありません。むしろ、対面よりも自宅で画面越しの方が集中できるという生徒も少なくありません。

また、IBカリキュラム自体がオンライン指導と相性が良いという特徴もあります。なぜなら、IBでは「考えるプロセス」や「論理の組み立て方」が重視されるからです。画面共有を使ってエッセイを一緒に読みながら添削したり、過去問を解きながら思考の道筋を確認したりする指導がオンラインでも十分にできるのです。インター校での各カリキュラムも同様に相性が良いです。

一般の塾講師とは違う「IBDP卒業生」という強み

ここが最も重要なポイントです。

一般的な学習塾の日本人講師は、主に日本の高校受験・大学受験を経験した方が多いです。それはそれで素晴らしいスキルですが、IBDPの経験がない方に「IAの書き方」や「EEのリサーチクエスチョンの立て方」を教えることは不可能です。IBDP卒業生の一部は自分でIB塾を運営しています。また、IB塾に登録している人も多くいます。卒業生は自らIBDPを乗り越え、合格のスコアを取得した経験者です。だからこそ、

「この科目のHLはここが鬼門」
「EEのテーマはこう絞ると書きやすい」
「志望大学学部によってTOKの評価されるポイントはこれ」

といった、教科書には載っていない「生のノウハウ」を教えられます。インター校やIB校の生徒にとって、これは本当に心強い味方です。卒業生同士で横のつながりを維持している為、お互いに相談しながら、最新の状況をアップデートし、辛くて厳しかったIBを乗り越えた仲間意識があります。また、今IBに挑む下級生を支えたいと考える卒業生も多くいます。同時に海外暮らしの辛い状況などを理解しており、教科学習以外でも精神的なささえや目標に寄り添える存在です。

料金はやや高め。医学部受験レベルの予算感

ただし、良いサービスにはそれなりの費用がかかります。IBDP専門のオンライン家庭教師の料金は年々値上がりしています。特に英語で教えることができる日本人講師の時給は、日本の医学部受験向けの家庭教師と同等か、それ以上になることも珍しくありません。「英語でIBの授業を教えられる日本人講師」は非常に数が少なく、需要に対して供給が追い付いていないため、どうしても単価は高くなります。

では、具体的にどのような講師が多いのでしょうか?

 

👇そもそも、有名インター校に入学するには、必要なことがあります。

 

講師のプロフィール:IBDP卒業生が中心

その場合でも、英語で教えることができる卒業生は海外大学に進学した卒業生などごく一部です。

国内外のIBDPコースから日本の大学に進学した学生の場合は、日本語で英語を教えることはできますが、完全に英語で英語を教えることができないか、やりたがりません。

しかし、親御さんからよく聞かれるのが「教え方が上手なのか不安」という声です。確かに、大学生や社会人になりたての方が多く、教歴が浅い場合もあります。

しかし、ここは安心してください。ほとんどのサービスでは無料体験授業が用意されています。実際に話してみて、「うちの子に合いそうか」を判断できます。また、彼ら自身が海外生活やインター校での苦労、IBDPの苦労を経験しているため、生徒の悩みに寄り添うのが非常に上手です。「わからない」という気持ちを理解した上で、的確なアドバイスをくれます。必要であれば、卒業生ネットワークを活かし問題解決に動いてくれたり、世界中の大学や学校の評判や実情などを探ることすらできます。

講師選びで一番大事なのは「成績」ではなく「相性」

ここで、私から一つ強いメッセージを伝えたいと思います。

どうしても親御さんは「この先生、卒業時のスコアが高いから良い先生だろう」と、数値的な実績に目が行きがちです。確かに、自分で高スコアを取った先生は一定のクオリティを持っています。しかし、私の経験から言うと、卒業スコアの多少の差は、実際の指導の質にはほとんど影響しません。

「45点満点中の43点を取った先生」と「35点を取った先生」どちらがいい先生かといえば、断言できません。むしろ、点数よりも中高校の国・場所や、海外経験値などが重要でしょう。

子どもの弱点をちゃんと見てくれるか
宿題の量と質が適切か
添削が丁寧でわかりやすいか
このような「教える側の姿勢」の方が、はるかに重要です。

どんなに優秀な成績だった先生でも、子どもが「この先生、話しづらい」と感じてしまえば、効果は半減します。逆に「よく説明してくれる」「理解してくれる」と思える先生なら、長期的に見て必ず成果が出ます。

宿題の出し方・添削の質が、最終的な成績を決める

もう一つ、絶対に軽視してはいけないポイントがあります。

次回に続きます。