「IBDP高校から日本の医学部医学科へ」を実現するためのロードマップ
知っておくべき現実:IBDPから医学科合格は「偏差値」では測れない
の最終話です。
9. IBは“道具”ではなく“土壌”
繰り返しになりますが、国際バカロレアは「医学科入学のための手段」ではありません。それは、知的な好奇心を育て、世界の複雑さに向き合う力を養い、自分自身の価値観や進路と真摯に向き合うための“土壌”です。
この土壌の上に、時間をかけて、自然に「医師になりたい」という志が芽吹いたとき、その志は非常に強く、しなやかで、どんな入試のプレッシャーにも負けないものになります。合格している生徒はそういう生徒です。
だからこそ、最初から「IBを利用して医学科を目指す」と考え始めたなら、一度立ち止まってみてほしいのです。
「IBDPという、日本の教育とは全く違う教育プログラムの中で、何を学び、何を問い、どんな人間になりたいのか。その先に、もし医学という道が自然と見えてきたならそのときは、迷わず選択すればよい」
IBDPの2年間は、実質1年半の期間です。そう言ってみれば短期間にどれだけ大変な課題をこなして、最終試験まで突き進むことになるかの現実に驚きを感じます。
その1年目を本気でやり抜き、さらに続ける。その中で「医師になりたい」という強い意志がまだあり医学科を目指すのであれば話はシンプルです。IBDPのカリキュラムを通じて鍛えられる批判的思考力、分析力、エッセイ作成能力、そして学習だけではないボランティやは課外活動の全て。その量を捌く自己管理能力は、医学部入試で問われる基礎学力や問題解決能力と決して異なるものではありません。むしろ、IBDPに真摯に取り組んだ先に身につくこれらの力は、医学部合格へと自然に結びついていきます。つまり、過度に受験テクニックに振り回されることなく、IBDPでの学びを深め続ければ、合格は自ずと見えてくる、それが結論です。
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