久しぶりの連載です。

今回は

「IBDP高校から日本の医学部医学科へ」を実現するためのロードマップ
知っておくべき現実:IBDPから医学科合格は「偏差値」では測れない

の第2話です。

 

第1話は👇から。今はまだ無料で全文読めます。

 

👇noteでは先行して全文公開です。

 

それでは、今日の第2話を続けます。

 

2. 倍率も実質無意味「狭き門」の本当の意味

IB特別選抜の倍率を公開している大学は限られていますが、募集人員2名に対して応募者が数十名というケースも珍しくありません。単純計算すれば、倍率は10倍を超えることもあります。

この数字だけを見ると、「とても狭き門だな」と感じるでしょう。でも、ちょっと考えてみてください。この倍率には、そもそも出願条件を満たしていない人は含まれていません。 つまり、最初から「一定以上のIBスコアと、指定された科目構成」という厳しいフィルターを通過した者だけが、この倍率の中にいるのです。つまり、この倍率のさらに倍が感覚的には一般的な倍率にあてはまります。

医学部のIB特別選抜に限って言えば、「とりあえず出願してみた」という層はほとんどいません。出願する時点で基準点を超えるプレディクテッドスコアがあり、相当に覚悟と準備を整えた生徒だけがエントリーしています。そんな集団の中で競争するわけですから、一般入試のような倍率と偏差値を見比べた合格予測といった考え方は、そもそも通用しないんです。

倍率が高かろうが低かろうが、自分が大学の求める人物像に合致しているかどうか。そこだけが意味を持ちます。

「それなら、IBから医学部を目指すのは、あまりにも不確かな賭けなのか」と不安になった方もいるかもしれません。

確かに、医学部医学科国際バカロレア特別選抜だけに照準を絞ることは、リスクが高いと言わざるを得ません。

募集人員の少なさ、評価軸の多様さ、年度ごとの変動、これらを考えると、「IB特別選抜一本で勝負する」という戦略は、決して安定したものとは言えません。

医学科を目指すのであれば、一番安定して安心なのは、一般受験と総合型入試で合格できるように学習していくこと。それを進学校のIB高校では目指す傾向にあります。

これは矛盾していますが、一般受験でも合格できそうな学力がある場合は、安心して総合型受験対策を行い、総合型で合格を狙うとうことができます。

しかし、一般受験を行う勉強をしていくと、あきらかに課外活動が現象します課外活動の時間に一般受験対策の勉強を行う必要があるからです。つまり、医学科の場合は天才タイプの生徒しか受験できない・合格できないとなっていきます。

実際、医学科に合格するためには天才である必要がないにも関わらず、高校の指導方法からそのような選別が行われてしまいます。

そのことをもう少し説明していきます。

次回は
3.【「一般入試受験+総合型選抜受験」は矛盾している?】
です。