IBDPで医学科を目指すなら「あえて地方」


「国際バカロレア(IBDP)を学べる高校なら、やはり都会のインターナショナルスクールが有利なのでは?」そう考える方は少なくありません。しかし、医学科進学を視野に入れているなら、あえて地方のIBDP校を選ぶという選択肢が、実は非常に理にかなっているのです。

地方の国立大学医学科への現実的な道
 

まず押さえておきたいのは、国立大学医学科の合格実績です。IBDPを提供する地方の高校は、都市部の有名校ほどの派手な実績は出せないかもしれません。しかし、だからこそ「地方国立大学医学科」への出願に力を入れているケースが多く、結果として進学実績があります。


医学科受験において最も避けたいのは「不合格」というリスク。地方のIBDP校は、そのリスクを最小化しながら、確実に合格を掴む戦略を考えています。

 

 

地域医療問題が生む「有利な傾向」

見逃せないのが、地方大学医学科が直面する深刻な地域医療問題です。多くの地方国立大学医学部は、地元出身で地域医療に貢献してくれる人材を積極的に獲得しようとしています。

その結果、同地区ではなくても、地方都市の高校からの受験生が有利に働く傾向が生まれています。IBDPという国際的な教育を受けながらも、「地元に根ざしたい」という意思を示せる受験生は、地方大学にとって理想的な存在。単なる学力勝負では測れないアドバンテージが、ここにはあります。

「医学科不合格=理系」という強力なセーフティネット
 

IBDPのカリキュラムは、理系科目の選択肢が多い学校の場合は理系進学に非常に強いのが特徴です。そのため、仮に医学科に合格できなかったとしても、スムーズに「理系進学」へ方向転換できます。

しかも、IBDPで培われた探究力やクリティカルシンキングは、どの理系学部でも高く評価されるため、国立大学や海外大学へ「間違いなく合格できる」と言っても過言ではありません。つまり、医学科挑戦のリスクを極限まで下げつつ、万が一の際にも確実な進路が保証されているのが、IBDP生の強みなのです。

 

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世界の大学も視野に入れた「理想の選択」

もちろん、IBDPの最大の魅力は海外大学進学への扉が開かれること。地方の高校にいながら、世界のトップ大学を視野に入れることも決して夢ではありません。

「まずは地元の国立大学医学科を現実的な目標に据えつつ、選択肢として海外も考慮する」このバランスこそ、地方IBDP校で可能になる理想的な進路設計と言えるでしょう。

医学科や海外大学進学という高い目標を達成するために、あえて「地方」を選ぶ。一見すると遠回りに見えるこの選択が、実は最も確実で、かつリスクの少ない道かもしれません。