DUPE「デュープ」(デュペ)は賢い消費か、倫理的なジレンマか? 学生たちの消費行動の静かな革命


最新のブランドのデザインとほぼ同等のデザイン、素材、品質。それなのに驚くほど手頃な価格。これは偽物ではなく「デュープ」です。

今、生徒・学生たちの間で広がる新しい消費の形が、ブランドと価格の常識を問い直しています。

SNSを中心に、中高生や大学生の間で「デュープ(Dupe)」という言葉が急速に広がっています。これは「複製品(Duplicate)」に由来し、高級ブランド品や人気商品のデザインや機能を模倣しながら、ブランドロゴは付けず、同等の品質を極めて安価で提供する商品を指します。

偽物(コピー商品)とは一線を画し、しばしば「同じ工場、同じ素材、ブランドだけ違う」と説明されます。この現象は、単なる流行を超え、若者たちの価値観と消費行動の大きな転換を映し出す鏡となっています。

「デュープ」とは何か? 偽物(コピー商品)との明確な違い
「デュープ」を理解するためには、従来の「偽物」と何が違うのかを整理する必要があります。

まず、デュープ(Dupe)の法的位置づけはグレーゾーンです。特定のブランドの商標や意匠権を侵害しないよう細心の注意が払われており、ロゴの直接的な複製は行われません。対照的に、偽物・コピー商品は、ブランドの商標権や意匠権を明らかに侵害する違法な商品です。

次に品質です。デュープは「本物に近い高品質」を最大のセールスポイントとしており、「同じ工場で製造された」といった謳い文句が使われることもあります。一方、偽物・コピー商品は、コスト削減が最優先され、品質は二の次となります。そのため、粗悪な仕上がりの商品も少なくありません。

価格面では大きな差があります。デュープは、元となる本物の商品価格の10分の1程度という「驚異的な安さ」が特徴です。偽物・コピー商品も極めて安価ですが、これは往々にして低品質に見合った価格と言えます。

 

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