〖追記〗
2026年の受験結果がほぼでましたね。
国立大学の医学部医学科。
現状私学の医学科も年2,000万円程度の学費に、成績優秀者給付金・無料制度などがありますが、国医はやはり人気であり、目標です。
現在、国際バカロレアのIBDPを利用した入試がある国医は複数ありますが、実質合格者はそれぞれの大学で1,2名から数名程度。それにもかかわらず受験者数が増えているのも事実です。
この、国医受験ですが、IBDPでの受験では複数の国立大学を受験可能です。日程もずれています。
つまり、最初にあの大学を受験し、不合格なら違う大学を受験するとうことが可能です。
一般入試とは大きくことなりますね。
さらに、IBDP入試だけではなく、他の入試方式を利用することもできます。このことは、さらにご自身で毎年変化する募集要項を研究しながら、このブログ過去の記事と👇のnote内の記事でも書いているので検索してみてください。
今年の国医におけるIBDP受験ですが、倍率は多少高くなりました。
合格者の情報を整理すると、足切りIBDP得点は達成することはかならず必要ですが、得点が高い生徒から合格ではありません。つまり、足切り点以上であれば、ぎりぎりの得点でも合格しています。
大学によって多少ことなりますが、英語ができてあたりまえなIBDP生徒ですから研究重視であることは間違いありません。
英検1級は必須。他の英語試験も受験していること。漢字検定や、日本語にまつわる検定結果もそろえて、記入できる場合は記入したり、証拠書類提出として検定試験結果表を添付しています。
研究ですが、コンペティションにでていなくても、研究論文として英語・日本語(要約でも可)を添付。研究内容は医学に関わること。
つまり、学校の勉強以外になぜ医学なのかを強く証明できるものを加える必要があります。今の国医は研究できる人材かつ、地方医療に貢献できる人材を模索しています。地方医学において語学は必須(矛盾しているようですが、以前も説明しました)なので、語学は当然です。語学は足切りラインと考えて、それ以外の自主的な研究が大きく評価されます。
〖追記は以上です〗
明るい出口を探す挑戦者たち:国際バカロレアという「具体的な航路」
総合型選抜は、「ペーパーテストだけの一発勝負」という従来型の呪縛から受験生を解放する可能性を秘めています。しかし、その魅力的な扉の前で、多くの挑戦者が直面するのは、「一体何をすればいいのか」という途方もない不透明さです。従来の総合型選抜の多くは、高い志望理由書や多様な活動実績を求めるものの、その評価基準は大学によって大きく異なり、高校や塾でも明確な指導は難しい。つまり、「やってみなければ結果がわからない」という一種の賭けのような側面がありました。
そんな閉塞感に、一筋の確かな光を投げかけているのが、国際バカロレア ディプロマ・プログラム(IBDP) を活用した医学部入試です。
👇学校ストレスとチックはイジメにつながります。その対処方法が分かるのはこの本だけ。
これは、単なる志望動機や高校での活動履歴という曖昧なものではありません。IBDPという世界的に統一されたカリキュラムと評価基準そのものが、入試の「共通言語」となるのです。高校3年間のカリキュラムには、EE(課題論文)を通じた研究活動や、CAS(創造性・活動・奉仕)を通じたボランティアが初めから組み込まれており、総合型選抜が求める「探究心」や「人間力」を育む設計になっています。強い意志を持つ医学部志望者がこのルートに注目するのも、まさにその透明性と再現性にあります。
IBDPで切り拓く、新たな合格への航路
IBDP入試の最大の特徴は、その合否基準にあります。各種選考項目は大学によってまちまちですが、最終的には「IBで何点を取るか」で合否がきまります。得点が高くても大学受験で不合格になることはありますが、その合否判断は明確です。
つまり、得点とともに、いかに活動をしてきたか。それに集約されることで、高校生活のありとあらゆる医師になる夢に向かった努力が直接、合格可能性に結びつきます。
👇こちらも考える必要があります。
明快な数値目標: 東北大学、広島大学、筑波大学、高知大学など多くの国公立大学では、IBDP最終総合スコア〇〇点以上が出願の基準として設定されています。
出願時にはまだIBDP終了前の場合は予測点で考察・最終得点基準クリアで合格判定される方式です。
この「35点」や「40点」の合否判断基準点という数字は、受験生にとっての明確なマイルストーンとなります。
試験科目の明確化: 多くの大学で、数学(HL)と物理・化学・生物から2科目をHL(上級レベル)で履修し、一定の成績を収めることが条件となります。つまり、学習の焦点が「共通テストの全科目を満遍なく」から「特定の科目を深く極める」ことにシフトします。
一方で、この科目を深めるとうことも、計算問題が難しくなるという単純な難しさとはことなります。論述、記述問題、分析や研究なども必要になります。
学科試験が不要な場合も: 基準となるIBスコアを取得できれば、多くの大学で大学独自の筆記学科試験が免除され、小論文と面接のみで選考が行われるケースが多く見られます。これは、過酷な一般入試に向けた追加の試験勉強から解放されることを意味します。
👇IBDP生徒(高校生)には必需品
一方で、面接は非常に重要です。
アピール材料をスーツケースで持っていく、自分で書いた研究論文(英文)を事前に日本語に訳して準備など、その合格までの道のりは今までの塾で教えられた合格手順とはあきらかにことなります。総合型選抜とも多少ことなり、情報の少なさから困難に感じる生徒も多いです。しかし、卒業して大学に入学した学生がボランティアでサポートを名乗り出るなど、国際バカロレア卒業生は明らかに普通の学生とは異なる生徒が多いのも特徴です。
筑波大学の選考では、IBの学習成果をまとめたレポートが評価の対象となり、横浜市立大学では独自の面接形式であるMMI(多面接形式の口頭試問)が課されます。これらは、単なる知識量ではなく、IBDPで培われた思考力、表現力、社会性を試す場でもあります。言い換えれば、IBDPの学習そのものが、そのまま入試対策に直結するという、非常に効率的なシステムなのです。
医学部面接といえばMMIと思われる方も多いですが、実際は形式的なMMIではなく、かなりいろいろな形式での面接が行われます。その面接内容は毎年更新・変更されていることもあり、過去問対策のように面接対策をすることでは不十分です。
IBDPから入学した学生には定期的に面談などで講義の感想を聞き、大学での学習状況は常に見られ、IBDP生の入学後の実績は常に翌年の入試定員に影響しています。
憧れと現実:狭き門の先に見えるもの
もちろん、この航路が誰にでも開かれている平坦な道ではありません。募集人数は「若干名」がほとんどで、各大学で1~3名程度の狭き門です。また、IBDP自体が世界的に難易度の高いプログラムであるとも言われます。一方で、国立大学理系学部でいえば、募集に対して応募者がいないなど、あきらかに受験すれば合格するだろう大学・学部も多くあります。医学部医学科だけではなく、多くの学部を考えてみてください。そのメリットはまだまだ確実に5年間以上続いていくことが、IBDP卒業予定者総数から分かります。
👇国際バカロレア校を目指すなら、いろんな情報があります。
ここで重要なのは、「曖昧さ」からの脱却です。従来の総合型選抜が抱える「何をすればいいかわからない」という不安は、IBDPというルートにおいては、「世界標準のカリキュラムを修め、明確なスコアを獲得する」 という、極めて具体的な努力目標に変換されます。これは、一見すると敷居が高いハードルですが、曖昧な努力を重ねるよりもはるかに公正で、意志ある挑戦者にとっては希望の光なのです。
「全科目トップを目指す」という一点張りの受験戦争から解放される。そのための具体的な選択肢の一つとして、国際バカロレアという「もう一つの学びの形」が、確かに存在しています。強い意志で医学を志す若者たちの間で、この航路への注目が高まるのも、頷ける話ではないでしょうか。




