インター校面接は会話の延長線上にある:普段の対話が最高の準備
 

インターナショナルスクールへの入学を考えるとき、多くのご家庭が最も気にかけるのが面接ではないでしょうか。特にセカンダリースクール(中高生)の受験となると、その緊張はひとしおです。筆記試験では実力がそのまま発揮できるものの、面接で思うように話せなかったときの後悔は「あと少し練習すれば」という思いを強くさせるものです。

インター校面接の本質は「日常会話」
国際バカロレア校を含む多くのインター校の面接は、驚くほど自然な会話形式で進むことが少なくありません。堅苦しい質疑応答よりも、相手の目を見て丁寧に会話ができるか、自然な対話の流れの中で自分を表現できるかが問われます。つまり、特別なテクニックよりも、普段からどれだけ豊かな対話を育んできたかが、そのまま表れる場だと言えるでしょう。

MMI面接から学ぶこと
医学部入試で導入されることが増えたMMI(Multiple Mini Interview)面接をご存知でしょうか。これは架空の状況を提示され、「あなたならどうするか」を考える形式の面接です。

 

👇ワンクリックして、記事の続きも最後まで無料です。

成績だけではない。インター校に絶対に合格したい時に読む特別な「方法」: 入学試験、面接が間近でもすぐに始めることが必要 国際バカロレア (完全版)

 

ここで評価されるのは、単純に「法律を守る」とか「感情に流される」という二者択一ではありません。法律や倫理の知識だけでも不十分で、かといって感情だけに頼っても良い結果は得られない。愛や親切心といった人間的な感情と、社会的なルールのバランスをどう考えるか——つまり、常識的でバランスの取れた判断力が問われます。これはまさに「人となり」がよく表れる場なのです。

インター校面接でも見られる「人となり」
医学部入試ほどの重みはないものの、海外のインター校を中心に、このような人格を見る面接が採用されることが増えています。面接官は、答えの正解・不正解だけではなく、考え方のプロセスや価値観の一端を感じ取ろうとしているのです。

最も効果的な準備:日常の会話を豊かにする
対策は、実はとてもシンプルです。特別な面接練習より先に、普段から家庭でしっかりと会話をする習慣を育むこと。これに尽きます。

毎日目にするニュース——社会問題、国際情勢、地域の事件、時には有名人の話題でも構いません。それらについて「あなたはどう思う?」と問いかけ、考えを言葉にさせる練習が何よりの準備になります。

中高生の場合、無理に大人びた意見を言わせる必要はありません。むしろ、子どもらしい視点を持ちながらも、大人が納得できるような考えの筋道が説明できることが大切です。法律の細かい知識や専門用語を知らなくても、普段の生活で培った常識と感受性から、十分に深い対話が可能なのです。

 

👇情報満載です。有料記事はアマゾン・キンドル販売のnote版。

 

家庭で今日から始められること
もし普段から親子の会話が少ないと感じるなら、まずは小さな話題から始めてみましょう。ニュースで見た紛争、日本で起きた事件や災害について「あのニュース、どう思った?」と尋ねるだけでも立派な対話の始まりです。ワイドショーの話題でも、誰かが結婚したというニュースでも、そこから倫理観や社会の在り方を考えるきっかけはたくさん転がっています。

感情を少しだけ交えて話すことは、面接でも好印象です。完璧に整えられた答えよりも、正直な気持ちがにじむ言葉の方が、人間らしさを伝えられるからです。ここで忘れてはいけないのは、これは医学部入試ではないということ。完璧な答えではなく、等身大のあなたが見られる場なのです。

小さな積み重ねが大きな自信に
毎日10分でも、ニュースについて話し合う。家族の考えを知る。自分の意見を言葉にする。この小さな習慣が、いざという時の面接での落ち着きと表現力につながります。

面接は特別な場ではなく、あなたが今まで育んできた対話力の延長線上にあるもの。今日の会話から、その準備はもう始まっているのです。