Aレベル(A-Level:General Certificate of Education Advanced Level) は、主に イギリスやコモンウェルス内(シンガポール、香港など)で採用されている大学進学準備プログラム で、IBDP(国際バカロレアディプロマプログラム)と並んで、海外大学(特に英国)への進学条件として認められている高校卒業相当の資格です。

最近では、日本のインターナショナルスクールや一部の私立高校でも 「IBDPに代わる選択肢」 として導入があります。


Aレベルの基本情報
 

1. 対象年齢・期間
16~18歳(高校2~3年生相当)が一般的です。

つまり、IBDPかA Levelを選択することになります。

通常2年間(AS Level:1年目、A2 Level:2年目)で修了。

2. 科目選択
IBDPと異なり、3~4科目に集中(通常は3科目、大学進学によっては4科目)。

科目は自由に選択可能(例:数学・物理・化学 / 経済・歴史・文学など様々ですが、もちろん高校によります)

暗記・専門性を重視し、IBDPのような「CAS(課外活動)やTOK(知識理論)」は不要。

つまり、多少なり日本的な詰め込み、試験で得点という形式です。


3. 評価方法
試験重視(年間を通じた内部評価は少ない)。

成績はA*(最高)~E(最低)で評価。

英国の大学はA-Levelの成績を見て合否を決める



Aレベル vs. IBDP 比較
 

項目      Aレベル          IBDP
科目数     3~4科目          6科目(+TOK/EE/CAS)
評価方法    試験中心          試験+課題+課外活動
適性     特定科目が得意な生徒     バランス型の生徒
進路     英国・英連邦に有利      全世界(特に米国・欧州)
難易度    科目ごとに深い知識      広範な知識+論文執筆

 

日本のインターナショナルスクールでAレベルを提供する学校
ブリティッシュスクール・イン・トウキョウ(BST)

セント・メリーズ・インターナショナルスクール(男子校)
K. インターナショナルスクール東京(一部科目で提供)
西町インターナショナルスクール(選択可能な場合あり)

Aレベルのメリット・デメリット
 

メリット
英国・香港・シンガポールの大学受験に使える
苦手科目を避け、得意科目に集中できる(IBDPより科目数が少ない)
試験対策が明確(IBDPのような「総合評価」がない)。

デメリット
米国大学ではIBDPより評価が低くなる
科目が限定的(文系・理系の選択によっては進路が狭まる)
暗記・試験対策が中心で、批判的思考力が問われるIBDPより「学びの深さ」で劣るとの指摘も。
 

Aレベルは「専門性重視」で、特に 英国・英連邦の大学を目指す生徒に適している。
IBDPより科目選択が自由だが、その分「広い教養」は身につきにくい。

進路によってIBDPかAレベルかを慎重に選ぶことが重要です