オーストラリアの大学は問題だらけ〖海外大学合格の手引き(40)〗
オーストラリアの大学は、国際的には高い評価を受けていますが、ランキングを信用しすぎないことが必要です。
絶対に忘れてはいけないことは、始業の月は2,3月だということです。つまり、大学1年は3月1日ごろに授業が始まります。アメリカなどとは時期が異なります。
また、9月入学を選択できる学部もあります。日本の高校を卒業して入学する場合は2、3月の入学では高校を卒業していないことから要件を満たしていないことになります。約1年後の2、3月入学を選ぶか、9月入学を模索しましょう。
オーストラリアの大学入学には、所定のワクチン接種が必要です。赤ちゃん、子供のころにしっかりとワクチン接種をすましていない場合は、合格してからワクチン接種をする必要があります。ワクチン接種の証明ができる母子手帳などを確認しましょう。
また、南半球ですから2月は夏です。
世界中から多くの留学生が集まりますが、海外の大学からの学生の短期間交換留学も盛んです。日本を含む外国の高校からオーストラリアの大学を受験する方法をまとめています。つまり、オーストラリア国内生とは受験の流れが異なりますから要注意です。
基本的に、各大学に直接出願します。まずは大学のウェブサイトの入試情報を熟読し、不明な点は問い合わせのメールを書きましょう。
ボランティア学生や担当スタッフが数日以内に返信して説明してくれます。
通常は、過去3年程度の学業成績、英語力証明、パーソナルステートメント、推薦状1通か2通などの書類を準備し、オンラインで出願します。出願時期も様々で、
高校の成績や要件、語学力が基準に満たない場合、ファウンデーションコースを経由して入学する方法もあります。
オーストラリアの大学受験の特徴
直接出願:多くのオーストラリアの大学は、統一された出願システムでの出願ではなく、個別出願です。各大学に直接出願します。
柔軟な入学要件:学業成績、英語力、その他の要件を満たせば、比較的柔軟に入学が認められます。つまり、簡単に大学に合格できます。
ファウンデーションコース:高校のカリキュラムなどがオーストラリアの大学入学要件を満たさない場合、ファウンデーションコースを経由して入学する方法もあります。
通常の学位は日本の4年ではなく、3年です。大学や学部により4、5、6年と設定が異なります。同じ名前の学部でも大学によって年数が変わります。
出願の流れ
各大学の入学要件(学業成績、英語力、その他)を確認します。
出願書類の準備
学業成績:高校の成績証明書を提出します。日本の高校の成績は、オーストラリアの大学が定める基準に変換します。
英語力証明:IELTSが適切です。平均スコアでの基準を満たしておく必要があります。必要なスコアは大学やコースによって異なります。
パーソナルステートメント、エッセイ:自分の興味、経験、目標、将来の社会貢献などについてのエッセイを書きます。
推薦状:高校の教師やカウンセラーに推薦状を書いてもらいます。2通必要な大学もあります。
出願書類の提出はオンライン出願です。各大学のウェブサイトからオンライン出願を行います。
結果の確認
条件付き合格(Conditional Offer):学業成績や英語力の条件を満たすことが条件となる合格通知。
無条件合格(Unconditional Offer):すべての条件を満たしている場合の合格通知。
不合格(Rejection):不合格の場合も通知されます。
入学手続き
ビザの申請:学生ビザ(Subclass 500)の申請を行います。
健康診断:必要なワクチン接種履歴を準備し、まだ未接種であれば接種します。
学費の支払いをオンラインで行います。デポジット方式なので、初年度学費の一部を前払いします。また、クレジットカードの場合は、手数料が数パーセント加算されます。金額が大きいため、その手数料もかなり高額に感じます。
寮の申し込み
寮の申し込みを行います。いきなり賃貸物件を借りることは難易度が高めです。大学のウェブサイトにある学生アパートメントや大学の寮に入寮します。
この大学の寮をカレッジと呼ぶ場合があります。カレッジは大学の学部のことではありません。ハリーポッターの学校のカレッジに似ている上下のつながりの濃いものから、ただ単に学生寮の場合があります。
実際に訪問して見学することがお勧めです。
人気のあるカレッジは入寮が難しく、大学受験よりも大変です。このカレッジ用にさらに推薦状が1、2通、エッセイなども必要です。
ファウンデーションコース・ファウンデーションスタディー
海外の高校でそのカリキュラムがオーストラリアの大学入学要件を満たさない場合、ファウンデーションコースに入学する必要があります。
期間は通常6カ月から12カ月です。
基本的に、語学としての英語と、英語で科目の基礎を勉強するための授業が行われます。
以下は、ファウンデーションコースを提供しているオーストラリアの主要大学の例です。
グループ・オブ・エイト(Group of Eight)の各大学
シドニー大学(University of Sydney)のTaylors College
クイーンズランド大学(University of Queensland)のIES College
西オーストラリア大学(University of Western Australia)のTaylors College
モナッシュ大学(Monash University)のMonash College
ニューサウスウェールズ大学(University of New South Wales, UNSW)のUNSW Global
アデレード大学(University of Adelaide)のBradford College
さらに、メルボルン大学(University of Melbourne)について説明します。
メルボルン大学ではファウンデーションコースを直接提供していません。しかし、メルボルン大学などの大学進学を目指す留学生のために、トリニティカレッジ(Trinity College)ではFoundation Studiesという準備コースを提供しています。トリニティカレッジは、メルボルン大学の公式準備機関です。カレッジというのは、学部のことではありません。また、このカレッジというのは、学生寮という意味合いもあります。
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ここでのコースを修了し、一定の成績を収めると、提携大学の学士課程に進学できます。
ファウンデーションコースのメリット
大学進学の準備:大学レベルの学問的な知識と英語力を身につけることができます。
進学保証:一定の成績を収めると、提携大学の学士課程に進学できます。
適応期間:オーストラリアの教育システムや生活に慣れるための時間が得られます。
海外の大学受験は、大学受験の仕組みを理解することが困難なこと、受験時期が異なることなど、難しい点があります。親の手助けがあることで難易度が下がりますが、できれば留学専門団体のサポートを受けることが良いでしょう。
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