海外、とくにアジアの有名進学校でのSTEM教育のすごさって、なにでしょうか?
STEMSTEMって言い続けているけど、本当にどれだけ教育、特に中高に浸透しているの? どのように?
もちろん、日本にもかなり浸透したステム教育ですが、浸透しているのはこの名前だけで、実際は授業や学校生活にいかしているというところまではきていません。
もちろんやりすぎてしまうといろいろ言われてしまうというジレンマもありますね。
さて、ちょっと考えていきましょう。
実際、STEM教育って、どうやって実践していけばよいのか?
教科の中のSTEMだけではだめです。不足しています。
一番大切なことは、STEMの中での実績です。
女子が理系だというだけでまだまだ差別されそうな日本ですが、そんなのは日本だけです。
海外では女子もサイエンスへの取り組みがすごいです。
まず、すべての生徒に学校外のSTEM系コンペティションの参加が義務付けられます。高校生対象、中学生対象、中高生対象。
サイエンス、生物、アートをからめたものまで。
数学のコンペティションも、ゲーム要素を加えていたり、グループ対抗戦だったり。いろいろありますが、それらに強制的に出場させます。
学校代表という位置づけではなく、もちろん学校の優秀者メンバーで確実に大賞ねらいと、参加することに意味があるポジションのチーム。
複数のチームや個人でいろいろな大会・コンペへ出場します。させます。
研究が必要な場合は、その担当科の教師たちがバックアップしていきます。
必要なことを補習したり、データの扱いや実験のサポートをしたり。もちろん、放課後に実験設備を貸してくれます。
👇夏休み一押しの自習自宅学習参考問題集。ついにベストセラーにはいりました。
コンペティションの案内は学校がきちんと取り仕切ります。
参加する手順なども学校はマニュアル化しています。
そもそも校外のコンペティションといっても、その学校の関係者、卒業生、保護者の中にはそのコンペに関係している人すらいます。送り込まれています。協力しあっています。
それだけの熱量でコンペティション受賞に力をいれています。
学年で1度だけではなく、複数のコンペに参加応募が義務です。