日本人学校からインター校への転校(事前準備)

 

海外駐在や移住など、または国際結婚で選択的引越しの結果など。

いろいろな理由がありますが、子供が海外の日本人学校に通っている場合、高校(高等部)が少ないこと、日本人学校高等部を卒業して海外の大学への進学に不安があること、またそのメリットが少ないことなどから、どこかの段階でインター校への転校を考えるのが普通です。

ここでは、中学生の時に日本人学校からインター校へ転校する場合として話していきます。

小学生の場合や、滞在してまだ1,2年だとか、いろいろな条件があり、あまり1つにまとめられません。

さらには、インター校だけではなく、英語圏の場合はローカル校への転校も選択肢にありますが、インター校の話しとなります。

前回の続きですね。

転校準備などの詳しい内容は、👇にまとめてありますが、国際バカロレア校の場合は、さらにその👇を選択してください。

 

 

今回の話しは、事前準備です。

ただし、まだまだ先の話しで、1,2年準備期間があるとう場合はまた異なります。

かなり話しが限定的ですが、いろいろな方がいらっしゃるので、それに合わせて説明をしています。

さらに、英語力は、小さいころからの英語教育でネイティブか、ネイティブ並みではないとします。

多くの方が勘違いされるのですが、インター校への転校で、中学生であれば、英語力はかなり必要です。英語力がないと、入学して学習がかなり大変です。

もちろん、英語は勉強する。他の科目も勉強する。つまり、他の生徒より遅れた状態で入学するのですから、追いつくだけでも精一杯。追いついたころには先に進んでいるということになります。

でも、頑張ってみることは良いことですし、多くの日本人の生徒さんが、そうやって良い結果を勝ち取っています。

反面、あまり良い結果にならなかったとしても、もともと日本人学校にいて、そのまま日本に帰国したとしても同様の結果になったであろうことを忘れてはいけません。

結果論にすぎず、親としては、がんばる子供をサポートするだけです。

まず、最初に英語力がそのインター校の要件に達しているかが重要です。

インター校によっては英語サポートクラスがありますから、そういうインター校への入学は英語力はあまり問題になりません。

また、そういったクラスがない、英語は話せて当然な学校の場合、中学レベルでの入学はかなり苦労します。

それでもそこを選ぶとうい場合、転校には受験が必要ですね。

電話かけて、「明日から入学して良いよ」とは、小学生までで、中学生の学年でいえば、かならず何らかの試験があります。

通常は英会話・英語の試験と数学のテストですね。

その対策に関しての話しをちょっと。

つまり、あと数カ月で転校したいのであれば、今やるべきことは、今までと同じ内容の英語の勉強に加え、英会話です。

来月面接かもしれませんね。だから、やるべきことは面接対策です。つまり英会話です。

お金をかけられる人はいくらでもかけていきましょう。そうではない家庭では、無料で練習できます。

簡単な練習方法は、親が面接官になって日本語で質問し、子供は英語で返答する。つまり、英語を話す練習です。

とにかく説明を丁寧にしながら、返答できること。

1つの質問の後、英語で返答したら、その返答に関してかならず追加の質問をしつこいくらいして練習します。

親の下手な英語で質問しても良いでしょう。ただし、追加の質問は臨機応変に。英語がうまくでなければ、『〇〇をもう少し詳しく話して』と日本語で。

さらに、かならず本を一冊読みましょう。

なんでもよいです。日本語の本でも構いません。

できれば、英語訳になっている作品が良いです。

さらに、その感想を言えるように。それはもちろん英語で感想を言えること。

本が嫌いであれば、好きだと言う必要はないですが、それでも読んでいるアピールが大切です。

さらに、ちょっとしたことですが、休日は家にこもらず、興味あるところに出かける。その説明を英語でできるように。

出かける先はどこでも構いません。ショッピングセンターへのショッピングはダメです。

自然・スポーツ・文化、どれでも良いです。親と一緒で構いません。

面接を日本的に考えないことです。まるで普段の会話のようなことが多々あります。

その中で、この子供はどういう子供か? さらに、その親はモンスターではないか?

モンスターな親は先生皆が嫌いですからね。これは要注意です。でも、返事がなかったりした時にしつこく返答を求めることはモンスターではありません。

どこからがモンスターかはその土地の雰囲気で考えましょう。