帰国子女にとっての有名校

 

関東には帰国子女にとってなじみやすい学校が多くあります。

 

関西ではその数がずいぶんと減ってしまいます。

 

インター校も含めて考えますが、普通の私立のような予算で選択できる学校となると、やはりかなり少数。

 

ちょっと高額学費の私立校では、英語の教員がかなり有名な神戸のキリスト系私立校もあり、そんな学校を選択肢にできる場合はちょっと選択肢が広がります。

 

その中でもある程度学費が低く、帰国子女に人気のある学校もありますが、1つ注意です。

 

通常、このような帰国子女に人気のある学校は、学費が高い・低いに限らず、ごくごく一般的な生徒、またはよく勉強ができる生徒にとっては、すぐになじめる学校です。入学後の成績や友人関係で問題が生じることはあまりありません。すぐになじみます。英語を頑張る子供であれば、海外滞在年数に関わらず、帰国子女としての仲間入りが容易で、友達作りも簡単なのです。

 

この点では、関東の学校も違いはありません。

 

ただし、もしあまり勉強をしない子供であれば簡単ではありません。勉強をしない生徒とは、成績もよくない、そもそも勉強嫌い、海外経験年数を考えたときの英語力には不十分。かといって日本語での勉強もあまり成績が良くないし、海外滞在中に日本語での学習をあまり行っていない。生活態度もちょっと雑。

 

そんな子供は結局どこの学校に入学しても大差なく同じ生活が続きます。

大きな変化を期待したいのであれば、普通科以外や通信制を選ぶことが良いでしょう。

 

もちろん、インター校という選択肢は引き続き有効です。

 

入学には受験がありますから、そもそも受験で合格を勝ち取れない可能性がその注意点です。

 

ちなみに、関東での最大の注意点は、学校の定員に空きがあまりないことです。

つまり、希望の学校になかなか入学できません。

 

インター校では定員にあきがあることが多いですが、東京都の港区やその周りの有名インター校では国籍条項をクリアできないと容易ではありません。

 

それでも成績優秀者であればどこかに入れますが、そうではない場合や、関東でも居住地からの距離を気にされる場合には学校の選択肢がかなり限られます。

 

そこで、関東の場合はいろいろなインター校を模索される方が多くいます。

 

この場合の注意点は、できるだけ高校があり、高校では国際バカロレア認定校としてIBDPを選択できる学校を選ぶこと。インターの話しですよ。

 

インターで国際バカロレア認定校とは、つまり、運営がしっかりしています。

また、国際バカロレアのIBDPが取得できる学校であれば、どんなふうになっても、なんとかなる安心感があります。

 

もちろん、IBDPを乗り切れる学力が必要になります。

その学力がない場合は、国際バカロレアではないインター校でも良いでしょう。

 

しかし、日本の高校卒業の資格は取得できないので、あまり簡単におススメできません。