IBDPは実は高校から国際バカロレアコースの生徒に適している
(長文です)
IBの話しです。国際バカロレアの話しです。
それは、どんな生徒が選択すべきか?
IBコースを選んで失敗? とならないように。
今回は特に、高校2,3年の2年間で行うIBDP(国際バカロレアディプロマプログラム)の話しです。
特に、どんな生徒が選ぶべきカリキュラムなのかに関してです。普通の日本の学校のカリキュラムとは全く違いますから。
多くの親が心配して、国際バカロレアのディプロマは難しいのでは? と考えがちなので、大丈夫な生徒とは? とう話しです。
失敗・挫折してしまうことは避けたいですよね。
ディプロマプログラムに関しては、ある程度理解されていることを前提にします。これは高校2,3年(相当)の2年間かけて行うカリキュラムです。一般的に大学入試での国際バカロレア特別入試とは、このディプロマプログラムの得点を利用する入試のことです。
多くの方は、国際バカロレアが小学校からあることを知っています。
そして、最終的なこのIBDPがかなり難関だという認識です。
もちろん、良い得点を取ることが簡単なわけはありません。良い点はみんなより上の成績ですから、皆が良ければさらに良い点を取らないといけなくなり、どんどん難しくなります。
世界的に国際バカロレア学校の生徒数はまだまだ上昇中なので、難易度ももう少しあがりますね。しかし、全員が良い点でも良いようなアイデアのプログラムなので、偏差値とはことなります。
さて、このディプロマプログラムに進む場合、複数の道すじが考えられます。
☆中学校も国際バカロレアプログラム(MYP)の学校に通い、高校も国際バカロレア。
☆☆中学校は国際バカロレアではなく、国内の普通校だったけど、高校から国際バカロレアのコースのある学校へ進学し、国際バカロレアコース。
☆☆☆中高一貫校で、国際バカロレアのディプロマコースがある学校。
☆☆☆☆ もちろん、インター校から国際バカロレア校への進学という道もありますね。
中3、高1相当の学年でIGCSEを学ぶという場合もあります。
さて、中高一貫校の場合は、コース選択に問題がないか、しっかり成績が伸びるかは学校に聞くべきでしょう。中高一貫とはそういったメリットのある学校です。
多くの中高一貫校では、高校でのディプロマコースは生徒の学力や成績をみながら判断しています。また、不運なこともありますが、生徒の実力や希望学部によってはコース変更を強く勧められることもあります。このあたりは、学校の進学実績に協力させられるというようなものです。
👇迷っているなら。
インター校の場合、少々成績が悪くても希望している場合はコース選択が可能です。よほど卒業できない場合をのぞき、希望通りにコース選択ができます。その場合、あまり良い点ではない生徒も多くいますが、生徒個人の選択の尊重は本来の国際バカロレアが大切にしていることです。
つまり、IBDPの平均点が40点以上という学校ではなければ、非常に自由な選択が可能な学校とわかりますね。IBはエリート教育ではないので、本来の姿です。
つまり、中高一貫校の親は学校の担当者と定期的な相談ができ、少ない悩みで子供の選択を見届けられます。
それでは、中学校が国際バカロレアの学校だった場合と、中学校は普通の国内の学校だった場合のケースです。
どちらがよいのでしょうか?
一見すると、中学も国際バカロレアのMYPだったほうが、勉強のしかたになれていて得するような気分。
でも、多少問題があります。
国際バカロレアは、高得点での卒業、勉強ばかりする成績の良い生徒を排出する方式ではないのです。
つまり、これをやれば自然に成績が上昇して、卒業時には良い点になるということではありません。
とくに、IBDPの2年間は、それまでの国際バカロレアのカリキュラムとことなり、まるで大学、しかも勉強をしっかりとしなければならない大学に入学したかのような勉強を要求されます。
つまり、いままでの国際バカロレアの授業とは異なること。
もちろん、細かい点では、延長線上です。だから、論文をどうやって書くとか、調べる時のコツとか、毎日の宿題とか、似ている部分もあります。
でも、とにかくディプロマプログラムは大変です。
毎週毎週、課題がつみかさなり、2年目にはいろいろな卒業成績にかかわる課題の期限が重なりはじめます。同時に定期的なテスト。
徹夜して期日に間に合わせるという生徒が普通にいます。
さて、ここで疑問なのは、中学が普通の学校だった生徒たちはそれについていけるのでしょうか?
2通りあります。中学の偏差値が高めの学校だった場合と、偏差値低めの場合。
偏差値低めの中学では、生徒たちは普段からの勉強の習慣が十分についていません。
偏差値高めの中学では逆に普段からしっかり勉強している生徒が多くいます。
つまり、偏差値高めの中学であれば、その2年間のIBDPの勉強量についていけます。ついていくだけの勉強の習慣がそもそもあります。
もちろん、英語はしっかりと、さらにもっと勉強する必要があります。
その他の授業は普段の勉強にさらに勉強時間を足していけば、対応できます。
自宅での勉強の習慣がない場合には非常に苦労します。毎日、毎週の宿題や提出物にかける時間配分や、優先順位が苦手です。これが足元をすくっていきます。
しかし、両者ともに日本のカリキュラムですから、課題を自分で考え、提案したり、調べたり、その結論を自分でみつけ、予測した結果とどう違うかを提示し、その理由を書いたり、まとめたりする能力、つまりそんな方法が不足しています。取り組み方すらわかりません。
しかし、そこが日本で国際バカロレアのIBDPを学ぶメリット。高校1年生という期間があります。
高校1年生は、IBDPではありません。
その前の学年です。
その為、高校1年という、IBDPではない学年を利用し、そこでIBDPの予行練習、予習が行われます。
今までしっかりと勉強してこなかった生徒は、この高校1年生という期間で、しっかりと予習で先に進んだり、課題を自分でこなす方法の勉強ができます。
偏差値高い生徒は記憶力がよかったり、要領よく勉強できる才能がありますが、偏差値があまり高くないからIBDPは無理だということではありません。
ようするに、しっかり期日までに課題(宿題)を終える力があるか、途中で飽きずに、投げ出さずに続けられるかが勝負です。


