昨日の話しで、探究学習は個人とグループワークの組み合わせと書いてあるのに、なぜかその個人とグループワークの組み合わせに関して話すのを忘れていました。

 

探究学習に関してまだまだ理解されていないようです。

もちろん、それそら考えて進むのが探究学習なので、なかなか説明がわかりにくいですね。

つまり、簡単に言えば・・・ みんな簡単に言おうと頑張って説明していますが、

 

「生徒が自分で好きな研究課題をみつけ、それを研究して、発表する」

 

ということが目標になっています。

 

ちなみに、これをやったら生徒の学力があがるということが売りになっていますが、実は学力という言葉がまた分かりにくく、偏差値があがるとは言っていません。

偏差値教育に終止符を打ちたいけど、もちろんそんな簡単には行きませんから。

今の偏差値は塾が主導してだしていますから。

 

では何がよくなるのか。その前に先に何が悪くなるのだろうかという話しをすると分かりやすいです。「探究」、これを行うには本来はかなり時間がかかります。これにのめり込むと、つまり生徒が好きなことを一生懸命にやり始めると、それ以外の教科の学力が下がります。

つまり、平均すると良くなる科目と悪くなる科目が生じ、良くなる方に2段階、1段階悪くなる科目が2つ出て、バランス型ではなくなります。

 

平均の偏差値は同じだが科目でムラがあるということになるでしょう。

 

大学入試を同時に改革している最中ですが、つまり推薦やアドミッションオフィス入試をさらに増やしていき、そういう成績にムラがあるけど好きなジャンルはとことん突き詰めている生徒をもっと獲得しようとしています。

その方が専門分野に特化したよい人材が育つからです。

 

理系だけではありません。文系も同じです。

つまり、専門性のある生徒を産み出せます。

これ、実は重要で、大学からそれを始めるのは遅すぎるのです。

大学生にもっと自主的に勉強をさせることにもつながります。

 

教育改革ですが、自主的に勉強させる改革と言ってもよいでしょう。

アイデアとしては、国際バカロレアから来ていますが、日本にあわせていけるでしょう。

 

さて、この探究学習ですが、ちょっとまだ実践内容で注目されていませんが、個人とグループワークの組み合わせが重要です。

 

グループワークというのは、生徒3,4人で1つの課題に取り組むことです。

もちろんもっと人数が多いこともありますが。

 

このマイナス要素としては、グループ内でしっかりと勉強する生徒と、反対にあまりしない生徒の成績の区別がつきにくいことです。

 

グループワークをさぼる生徒も、しっかりやる生徒が引っ張ると全体成績が上がり、恩恵を受けるということです。

でも、これ、親としてはやきもきしそうですが、リーダーシップを育てることができます。

学習に遅れがある生徒がグループにいても同じことです。

グループリーダーとして活躍することで、成績以上の内部評価をもらえます。

 

 

また、グループで1つのレポート(成果)をまとめるだけではなく、途中経過としては個人のレポートを提出させます。

 

つまりグループワークに個人のワークを織り込み、個人個人の評価点にします。

 

また、これだけではありませんし、年に1つだけの探究ではありません。

できるだけ学年最初には毎月1つ程度の小探究をあげる必要があります。

それを個人ワークとグループワークを織り交ぜることで、練習させます。

学年が半分過ぎたころに、最終的な課題をグループワークとして提示し、学年終わりまでの数カ月で結果をまとめさせます。

 

ここまでできて、初めて結果に結び付きます。

ここで多くの人が感じることですが、担任の教師への負担です。

 

クラス40人、10グループとして、その前の個人にだす小課題(小探究)も含めて、先生が1人でカバーできるのか?

無理です。課題を決定するプロセスすら困難になり、「いくつかの課題候補の中から選んで」となるでしょう。意味が薄れます。

 

つまり、課題の数を減らす必要があります。

そうすると、当初考えているほどの結果がなかかなでませんね。

そこで出てくるのが、ビジネスです。

その話しは引き続き明日以降へ。

 

👇は探究学習のもともとの形、研究・自由研究の説明です。