学校での進路指導・進路相談に関してのつづきのはなしです。

 

さて、高校での進路指導、進路相談、進学相談、大学受験相談の場合はどうでしょう?

 

進学校の高校の場合、大学は日本中の国公立と有名私立が対象になってきます。

 

進学校ではない高校の場合は、専門学校、就職、さらに合格できそうな大学まで。

 

地域の制約がなくなり、選択肢が無数です。

 

そこに、海外進学がはいります。

 

実は、進学校ではなくても、親の国籍や親の仕事のことなどから、海外大学進学はありえます。

 

それは、ほんの少数ですが。

 

つまり、指導・相談の幅が広すぎます。

 

学校や先生には、通常そんな全世界の知識集約とアップデートは無理です。

 

👇医学を目指す生徒は読むべき英語の本。

The Immortal Life of Henrietta Lacks (Picador Collection)

 

高偏差値進学校の場合はとくに医学部の情報が大切になってきます。

毎年少しづつ変化する入試対策などをアップデートする必要があり、勉強会や塾との打ち合わせが大切になります。

 

さらに、今はコンピューター系が人気になっていますね。就職のしやすさ、給料の額、転職してスキルアップ・給料アップのしやすさが注目され続けています。

 

そのための学部学科の情報がどんどん追加されています。

 

教育界でも、10年前の常識は非常識ですね。

 

それについていけない大人、親、先生はまだまだいて、どうしても視点が10年、20年、30年前のままです。

 

あなたの学校の進路相談担当の先生はそんなことを勉強しながら時代に沿って的確にアドバイスできるのでしょうか?

 

ここのところ、海外大学受験・合格・進学組みから、日本の学校での海外大受験サポートの少なさへの批判をよく聞きます。

 

「海外大学を目指そうとしたけど手伝ってくれなかった」

「頭ごなしに国内をすすめられた」

「ひたすら医学部をすすめられた」

 

👇医学部を目指すなら必読。

The Emperor of All Maladies

 

勉強をがんばっている生徒たちからみて、希望する進路の相談ができないこと、頭ごなしに否定され違う道を勧められれることは大きな不満です。

 

親も同じで、本当に大学のこと、大学受験のことを勉強していますか?

 

親の時代の大学受験と、現在の受験は大きく変化しています。

 

例えば医学部であれば、地方の国立大学の医学部のほうが、東大文系より難関になっていたり。

 

しかし、日本の中での話であればまだましです。

親が基本的な知識をもっているからですね。

 

いったん海外へ目を向けると、海外インター生の場合は親がサポートするのが本当に大変。

 

なぜなら親に海外大学受験の知識がないからです。

 

だからスクール内の大学進学カウンセラーが重要です。

 

カウンセラーはクラス・生徒に対して何人いますか?

カウンセラーの前に勤めていた学校はどこでしたか?

その学校の大学進学実績はどうでしょう?

 

海外インター校の場合、日本人が本当に多く在籍する学校以外では日本の大学の受験対策ができません。

 

👇海外で医学部・医療系を目指すならこの本を読まない生徒はいない。

When Breath Becomes Air

 

もちろん、日本の大学はインター校を卒業した6月以降に募集要項が発表され、8月から受験手続が開始されます。

 

つまり学校が終わっています。

 

共通テストを経ない受験だとしても、募集要項が完全に英語に訳されてないこともあり、大学のホームページでも詳しい情報がなかなか得られないことも。

 

英語で問い合わせしてもろくな返事がないことも。

 

海外から日本の大学を受験する場合は、親が頼りになります。

 

情報を集め、必要な書類を確認し、対策・準備し、学校へ書類の依頼を行います。

 

必ず卒業・最終学年の1年前から細かく準備を始めて、受験時の予行演習を行いましょう。