円形脱毛症のその後 | 紫陽花の咲く頃

円形脱毛症のその後


もう遥か遠い昔話。
小学1年生の時、後ろの席の男の子に髪の毛をハサミでチョキっと切られた事があった。

先生がその男の子に
「髪の毛は女の子にとって大事なものなんだよ!。」

そう、怒ってくれた事をいまだに覚えている。 

まだその頃は、ヘアスタイルなんて気にもしてなかった、田舎っぺの女の子だったけど、今思えば、女の子も男の子も大事だよね。髪も体の一部だもの。

最近、美容院でカットをした際、美容院の方に、後頭部の薄毛を指摘された。


その後、自然に治るものと軽く考え(考えないようにしていた)そのままにして1ヶ月以上経ったが抜け毛は多いし、鏡で見ると脱毛が広がっている。

洗髪するのが怖くなった。

これはやばいかも!

そう感じ、皮膚科の医者へと受診した。
円形脱毛症、自己免疫疾患の一種と診断された。

円形脱毛症の原因として近年有力視されているのが、「自己免疫疾患」です。「自己免疫疾患」とは、外部からの侵入物を攻撃することで私たちの体を守ってくれている免疫系機能に異常が生じ、自分の体の一部分を異物とみなして攻撃してしまう病気

先生)何か、ストレスとかありましたか?

私)それが、あると言えばあるし、何が原因か分からないのですが。

先生)この脱毛症も膠原病と同じで、何が原因かとはっきり分からない自己免疫疾患なので…

その後、色々お話ししてくださったが、難しい専門的な事も話されてて、ほとんど覚えていない。じゃなくて、覚えられなかった。

何種類かの薬も処方され、髪が生えて来るには時間がかかるので、長い付き合いになると言われた。
薬が2週間分処方されたので、終わる頃、又行く事になる。

顔に化粧水を付けるように、首、頭も皮膚なので一緒に付けてくださいね、とこの歳になって初めて頭に化粧水を付ける事を教わった。
それでも、髪があるから、化粧水は付けにくい。

そして、髪を染める事は髪の毛、皮膚にとってとても負担になるのでやらないでと、強く言われた。

白髪出て来てるけど、どうしていこう…。

しばらく、脱毛を治す事に専念して、それから考えていかなければいけないが、そんな事を考えるのがストレスになりそう。

年齢と共に、体のあちこちにガタが来て、共に付き合いながら、年を取っていく。

仕方ない事だけど、若い時は考えもしなかった体の不調ばかりで、年を取るって、悩ましい事だと感じる。

ぼちぼちとやるしかないね。

父も母もそう感じながら年を重ねて来たのかな?

週末、主人の従兄弟達が、2年前亡くなった伯父さんのお墓参りに東京圏からやって来る。

ぼちぼち、掃除でもしようかな。