父の三回忌 永代供養 | 紫陽花の咲く頃

父の三回忌 永代供養

父の三回忌法要と永代供養の納骨が無事終わった。

私には姉がいるが、独り身で、後継ぎがいない。

父の生前に実家近くの墓地に自分達のお墓を建ててあるので、納骨するのは本来ならそのお墓だが、この先、実家のお墓を管理して守っていけるのか。

父が亡くなって、姉と何度となく話し、結果、永代供養をする事にした。

それまで納骨せずにいた。

永代供養とは、寺院や霊園が遺族に代わって遺骨を管理し、長期間にわたって(基本的に寺院や霊園が存続する限り)供養を行うこと


葬儀場で紹介していただいたお寺でお葬式から法要もお願いし、その縁からお墓の事も相談し、今回このお寺で永代供養、そして三回忌法要をする事になった。

今回、グループホーム入所の母も参列した。

永代供養の詳しい話も意味も話さず、お寺で法要をして、父の遺骨は一旦このお寺で預かってもらう。そう、姉が話したようだ。

こんな時は認知症でよかった、なんて思ってしまう。

そうでなければ、お墓は建ててあるのに!!なんて、激怒するだろうから。親からすれば当たり前の事だよね。

三回忌法要後、お寺近くの墓地の一画に永代供養のお墓があるので、移動した。

個々に納骨出来る場所なので、父のお墓と分かるように、名前が掘られた石板が事前に用意されていて、その場所に納骨した。

お線香をあげ、一連の法要が終わった。

これが果たして正解なのかどうなのかは分からないけれど、ずっと納骨出来ずにいた事が気になっていたので、ほっとした気持ちが大きい。

両親が建てたお墓のお墓じまいがあるけれど…。
 
その夜は、法要の時には小雨だったのに、土砂降りの雨になっていた。

私)お父さん、怒ってるかな?雨で寒いかな?

父が怒った雨に思えた。

主人)大丈夫だよ。お墓の中、あったかいよ。

そう言ってくれた。

翌朝、雨上がりの庭の紫陽花を眺めた。



お父さん、ゆっくり休んでね。