そう、過去の“かれ”は現在の私だ。

その“かれ”も成長し、幻想を見ることも愉快なことをして、周りの人を楽しませることもなくなった。

“かれ”は一般的などこにでもいるつまらない人間になった。
つまり、私だ。

今や、夢への情熱も消えかかり、何も感じない昔の頃に戻り始めた。

つい、半年前まではあんなにも夢への情熱を燃え上がらせていたのに…

私は、夢の終わりへと足を進め始めた。
“かれ”は自分の自由のため、学校を偽って休むことや遅れることが多かった。

部活動もしていなかったため、就職という進路に苦しんだ。

確かに、仕事ができる、できないは別として、仕事を休まれるのは、会社としても迷惑だろう。休みが多い生徒を望んで雇うはずがない。

“かれ”は何度も就職試験に落ちた。

何度も何度も落ちるなかで、“かれ”は尾形さんのことを思い出した。

“かれ”はまた夢について考えた。
何日も何日も考え、もう就職口もなくなってきた頃、調理師の夢を見つけた。

“かれ”は調理場で働くことができる就職口を探した。

しかし、地元の会社にそんな就職先はもう無く。
県外の会社に受けにいった。

しかし、“かれ”は受からないと諦めていた。


そして、“かれ”は、私は、その会社で契約社員として働いている。
“かれ”は高校2年の5月に、旧友から携帯電話のeメールアドレスの交換を求められた。

しかし、“かれ”は携帯電話に興味がなかったので持っていなかった。

そのアドレス交換をするために、携帯電話を買うために、“かれ”は接客のアルバイトを始めた。

“かれ”は人と交流するのが、あまり好きではなかったため、3日で辞めようと決意した。

しかし、人と交流するのが好きでない“かれ”は辞めたいと店長に言うこともできず、結局そのアルバイトを続けた。

そうやって、接客を続けていくうちに、心は回復し感情も戻っていった。

そして、8月大きな出会いがあった。
そこに、新しく尾形さんという人が入ってきたのだ。

その人は、夢に向かって勉強している明るい大学生だった。

“かれ”はその夢の話を聞いて自分の生活や人生を疑い始めた。

“かれ”はその夢の話に衝撃を受けて、2ヶ月間、何も浮かばなかったが自分の夢について考えた。

その頃から、“かれ”は不思議と明るさを取り戻していった。
常に、面白いことを探し意味不明な行動に走った。

周りからは面白い不思議な人と思われていただろう。
頭の狂った奴と思われていたかもしれないが。

そうして、友達も増え、心も取り戻し、順調な生活を送るようになった。


しかし、高校3年の夏から、進路というものに苦しめられるようになる。