もちつきとはなにか。
なぜか正月だけ食べる餅。
美味しいけど、年がら年中食べたいとは思わない餅。
餅は餅屋というくらいに、やはり専門家がいる餅。
にもかかわらず、寒い中、そとで、
あまりにも重く危ない臼と杵を使ってやる餅つき。
なんならコメをかまどで炊くというオプションもある。
伝統行事にしてはかなり市民に広がっている上に、息が長い。
手軽ではないが無理ではないレベルがちょうどいいのか。
実際に、餅をつくという行為はかなりの非日常感があり、
特に子供にとってはエキサイティングなイベントには違いない。
それに引き換え、実質、コメから餅にするまでをつく大人の労力と
真水でこねるキツさは計り知れない。片付けもひくほどしんどい。
願いが叶うとかの言い伝えも特に聞かないし、
たぶんホームベーカリーでも同じクオリティでつくれる。
はっきりしているのは、餅をついたら食べるということ。
汗をかき、一から作り上げ、大人から子供まで力を合わせて
食べ物を作り上げるというのは夏場のバーベキューのようなものではないか。
餅つきとはアウトドアの世界観を、それとなく味あわせてくれる
その隠し味がなんともいえない病み付きになる理由ではないか。