マンション管理士とは、マンションの管理組合や管理会社に対して、法律や設備、修繕などに関する専門的な知識やアドバイスを提供する国家資格です。
マンション管理士は、マンション管理のプロとして信頼され、管理業務主任者とのダブルライセンスで幅広い仕事ができ、マンションの価値の維持や向上に貢献できます。
私は、マンション管理士の資格を取得しています。
管理業務主任者も取得していますが、資格取得当初は、「管理業務主任者は役に立つが、マンション管理士は役に立たない」と思っていました。
しかし、近年マンション管理士の価値が高まっているように感じています。私は一級建築士ですので特にマンション管理士の価値が分かってきました。
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マンション管理士の主な仕事は、以下の4つです。
◆マンション管理組合運営のアドバイス
- 管理組合は、分譲マンションの所有者が自主的に結成する団体で、マンションの維持や管理に関する権利と義務を持ちます。
- 管理組合は素人であり、法律や運営に精通していない場合が多いです。
- マンション管理士は、管理組合の適切な運営方法をアドバイスします。例えば、管理規約の作成や更新、総会や理事会の開催方法、会計監査などです。
◆マンション修繕に関する仕事
- マンションは長期的に使用される建物であり、定期的な修繕が必要です。
- 特に、築年数が経つと大規模な修繕工事が必要になることがあります。
- マンション管理士は、修繕工事の計画や実施に関する仕事を行います。例えば、修繕積立金の適正額の算定や運用、工事業者の選定や工事費用の精算などです。
◆マンション管理組合のお金を管理する
- 管理組合は、所有者から徴収した管理費や修繕積立金を使って、マンションの維持や管理に関する費用を支払います。
- 管理組合は素人であり、会計処理や資金運用に不慣れな場合が多いです。
- マンション管理士は、管理組合のお金を適正に管理する仕事を行います。例えば、収支報告書や決算書の作成や確認、予算策定や執行状況のチェックなどです。
◆マンション管理計画認定制度に関する仕事
- マンション管理計画認定制度とは、マンションの管理計画が一定の基準を満たす場合に、地方公共団体から認定を受ける制度です。
- この制度の目的は、マンションの長寿命化や価値維持・向上を図ることです。
- マンション管理士は、この制度において、管理計画の作成や申請、審査などに関する仕事を行います。例えば、管理計画の内容や要件をチェックし、必要な書類を作成し、認定申請を行い、審査結果を報告するなどです。