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はい、きました。
SF映画の金字塔的作品ですね。
1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督による作品です。
同じSFでもスターウォーズの様な娯楽アクション作品と違い、よりリアリティを持たせ、様々な
学術的見識も研究されて作られた作品になっています。
これだけ有名な作品だと名前は聞いた事あるって人は多いと思います。
案外見てない人は多いけど、その気持ちも分からなくはありません。
実は僕も4回チャレンジして、ようやく最後まで寝ずに見ましたから。
静かな映像が長らく続くので、途中で気持ち良くて寝ちゃうんですわ。
でも頑張って見ていると、すごくハラハラしてきます。
巨悪と戦うアクション映画に見えてきます。
ここで一旦、簡単に作品を紹介しますね。
遠い昔、最初の人類がモノリスという黒い石板の様なものに遭遇する事で進化を経る。
進化によって武器を使う事を覚えたサル達が、未発達のサル達に勝利する。
そして近現代へ時は過ぎ、現代人に発見された謎の石板であるモノリスの調査が密かに
行われる。そこで、木星に向けて信号を発信している事を知る。
その後しばらくして、全コンピュータを管理する人工知能HAL9000と共に、木星探査が
実行された。
しかし、あくまでも木星探査として派遣された乗組員はHAL9000の行動に疑問を感じる。
故障と判断した乗組員はHAL9000を停止させようとするが、それがHAL9000にバレる。
HAL9000はそうはさせまいと、乗組員を次々と殺害する。
一人生き残った乗組員がHAL9000の知能部を徐々に破壊させる事に成功。
しかしそこで真の目的が発覚する。それこそ、モノリスを探査する事だった。
一人、探査を継続する事にしたが、そこで彼はモノリスと遭遇し、スターチャイルドへと進化する。
まぁこんな所ですが、上のamazonレビューにも色々解説が書かれているのでそちらも是非~。
さて、HAL9000との戦いは、まるで歌舞伎を見ている様でした。
歌舞伎は派手な早い動きは少ないですが、堂々とした動きで実に派手なアクションを見てるかの
ように思えます。宇宙で戦う彼らの姿にも、同じ様な感覚を覚えました。
この作品で僕が一番感心したシーンがあります。
それはHAL9000が乗組員を殺害する時です。
具体的に言うとカプセルにて人工冬眠している乗組員を殺害する時です。
彼らは冬眠中なので、カプセルの、恐らく酸素の値とか温度状況とかをHALが管理して
殺害したのだろうと思われますが、その描写が素晴らしい。
カプセルには生命維持の状態を確認するための機械がついています。
よく病院とかで、心拍数を線でピピッピピッと表現して映すやつがありますが、そんな感じです。
画面にはそれがアップで映り、異常な波形の起伏から、一本の線(脈なし状態)に変わる。
僕は線の波形だけで苦しみを表現させたのが素晴らしいと思ったのです。
こんなに苦しいか、と思うくらい波形は激しく揺れていました。
線だけで表現できるという、映像の可能性を感じた瞬間でした。
あとは、HAL9000の人工知能のもとであるカセット型のスロットを次々に排出するシーン。
こうする中でHAL9000が命乞いをし、嘘をつき、段々と知能が足らなくなり、歌を唄うだけ
しか出来なくなるという描写。
ボケてしまった老人を見る様な、そんな気分になってきます。
コンピューターという無機質なものをここまで豊かに表現したキューブリック。
是非、この点を踏まえてご鑑賞いただきたい。
オススメです!ま、不眠症の方にもオススメしておきましょう!!!