旧NISAと新NISAの違いの1つに以下があります。

 

Point4 売却で投資枠が復活

旧NISAでは売却した場合、非課税保有限度額の枠の再利用は不可でしたが、新NISAでは売却の翌年以降に再利用可能になりました。

 

※Paypay銀行「新NISAと旧NISAの違い」より


いつ復活するかの説明として例えば以下があります。

 

Q.復活のタイミングはいつ?

A.

新NISAで投資枠が復活するタイミングは、売却した年の翌年です。2024年に売却した場合、2025年に投資枠が復活します。

投資枠の復活は翌年のため、売却代金をすぐに再投資できない場合があります。短期の回転売買には向かない点に注意が必要です。

 

※IFAナビ「新NISAの売却・枠復活に関するQ&A」より

 

これらの情報(上記以外にもたくさん確認しました)によって、私は「2024年のNISA枠で買った商品の一部を売却した場合、すぐにはダメだが、2025年になれば売却した分が再投資できる」と解釈してしまいました!

 

そこで、昨年12月に期待外れの株式や投信を合わせて163万円程売却しました。

 

今年になってその金額分を他の銘柄に投資しようと思っていましたが、いまだにNISA枠は復活しません。

 

 

今日証券会社に電話をして、私が誤解していたことを知らされました!
 


「復活するのはあくまで最大1800間年の非課税枠であって、年間の最大投資金額の360万円が変わることはない」のでした。

 

例えば、2024年に非課税枠1800万円の中から年間最大投資金額の360万円を投資して、年内に160万円を売却した場合、その時点で非課税枠は1640万円になりますが、2025年になると非課税枠は1800万円に戻ります。

しかし、2025年の投資金額は360万円までですので、復活した160万円が再投資できるのは結局2029年ということが分かりました!

 

 

新NISAで売却した非課税枠が復活する場合の例として以下のような図がよくつかわれます。

 

※moneiro「新NISAの売却タイミングはいつがベスト?非課税枠はどうなる?仕組みをわかりやすく解説」より

 

確かにこの例では売却した翌年に売却した金額分再投資できています。

これは非課税枠をすでに使いきっているためです。

まだ非課税枠が残っている2024年に売却した場合は、非課税枠を使い切る2029年に復活することになります。

 

 

私は最初「新NISAでは売却の翌年以降に再利用可能になりました。」という説明から、てっきり「2024年の売却した額が翌年2025年分の投資枠に加算される」と誤解してしまいました!