「宇宙に咲く花」という言葉を耳にしたら、どんな光景を思い浮かべますか?
『星の王子さま』に登場する赤いばら、瞬く流れ星や天の川、星となった今でも自分を見守ってくれている愛しい人など……。
美しさとともにセンチメンタルを詰め込んだ夜空は、私たちにさまざまな想像力を与えてくれます。


私がふと想像したのは、銀河や星雲です。
オチのない答えで申し訳ありません……(笑)。
折しも今年、日本を代表する特撮ヒーローであるウルトラマンが新たに映画化されました。
そのウルトラマンもM78星雲からやってきたとされます。
誰しもが全貌を知ることのない宇宙にはロマンが尽きず、満ち溢れています。


そもそも銀河とは、多数の恒星を主体とする天体の集団です。
私たちが暮らす地球は太陽系に属し、太陽系が属する天の川銀河は、より大規模な銀河の集合体であるおとめ座超銀河団に属するといわれます。
さらに近年の研究では、おとめ座超銀河団はラニアケア超銀河団という直径5億光年、約10万個の銀河からなる超銀河団の一部と考えられています。



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