コロナ禍により、今年は「おうち時間」や「巣ごもり」という言葉をよく耳にしました。
寒さが増し、暖房のきいた家から出たくなくなる時季でもありますが、皆さまは「ヒュッゲ」という言葉をご存知でしょうか。


ヒュッゲ(Hygge)とは、デンマーク語で「居心地のよい雰囲気や時間」といった意味を持つ言葉です。
北欧の人々が、日々を幸福で豊かに過ごすための考え方で、背景に「背伸びせず、等身大の自分を重んじ、むやみに他人を羨んだり、自分と比較しない」という価値観や思想が凝縮されているそうです。
日本語にはぴったりと訳せる言葉がなく、「快適」や「幸福」などの意味が当てられています。


国連公表の「世界幸福度ランキング」では、4年連続で1位がフィンランド、3年連続で2位がデンマーク(日本は56位)と、北欧の国が上位にあります。
日本生産性本部公表のOECD(経済協力開発機構)加盟国の「労働生産性の国際比較」では、デンマークの年間平均労働時間は1346時間(日本は1598時間)で、44ヶ国中43位。

 

 

 

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