神戸、阪急六甲駅にほど近くの、見事な古木が立ち並ぶ桜並木。

昔から地元の人々に親しまれ、私も新神戸駅に向かう時によく通る身近な場所にあります。

この辺りは、昭和20年6月の神戸大空襲で被災した地域で、桜並木は戦後に植樹されたものです。

樹齢は70年を超えたぐらいでしょうか。


この桜並木について、昨年の秋にこんなニュースを目にしました。
「サクラ切らないで」児童の張り紙に市職員が返信(神戸新聞NEXT2017年11月8日)
この記事によると、昨年夏、並木の桜の老朽化が発覚し、神戸市東部建設事務所が撤去する旨の張り紙をしたところ、

小学4年生の児童から「ぼくの大すきなさくらの木をきらないでください」との返信の張り紙がされていたそうです。

そこで、市の職員が、倒木の可能性や人や交通への危険性、そして児童への感謝の気持ちをつづった返事を張り出しました。
すると、児童は納得した様子で「また新しい桜を植えてほしい」とのメッセージが残されていたとのことです。





この続きは本誌にて。
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