終戦直後の沖縄に
米軍医として働く事になった若いエド
精神科のエドは戦地となった沖縄での仕事に対して不安を持ちつつも希望を抱き、街に繰り出すのだがそこでのアメリカ人への恐怖や、裸足で土を歩く逞しい島民を見てまた複雑な気持ちになる

アメリカの領地になり
いま目の前にいるアメリカの人たちに家族を殺され
そして祖国に対しても見捨てられ自分の国にも家族を殺されたと思う人達もいる島民達は日本に対してもアメリカに対しても複雑な気持ちを持ちながら生きていた

そんな混沌の戦後でも
ある集落をつくりあげた画家達は
生きるために絵を描いて
目を輝えせ未来を見る..

そこでの事件、葛藤、友情...

戦争の残酷さをこんな角度から。

当時の沖縄の事を考えて
今度おじいちゃんにあったら小さい時の話聞きたいなと、そして自分も伝えていきたいなと改めて思いました

暇があれば一日で読めるサイズ
沖縄について知るにもとっても良い作品
とっても良質な小説さんでした