何度も経験した事あるはずなのに
濃いネズミ色の雲がやってきては
どう生きていけば良いのかをのっそり投げ掛けてくる
毎度新鮮に真っ直ぐにじわじわと
少し身体が動き出すと
奴らは遅いからついて来られない
一息と座った時、奴らが追いついてまた思い出させてくる
先ずは向き合わなければ彼等は消えない
一見消えたようにみえても完全には消えない
何度も何度も
いやヴォルデモート卿かよ
とひとり笑ふ