ブログを書くことの意義 <一番良い勉強方法 </後編> | パーソナルトレーニングスタジオ『BEAUTY & STRENGTH』公式ブログ(旧)

こんにちわ!




ピーナッツバターの満腹感持続効果に驚く今日この頃です。






さて




前回の日記で"ブログを書くことの意義 - 人から信頼される方法"を書きました。




今日は、もう一つ別の視点で考えてみることにします。




前回も述べましたが、私はブログを"人に何かを伝えたり、教えたりする"という目的で使用しております。




私的に考えますと"これほど良い勉強方法はない"と思います。




何故でしょうか。




それは




"自分が本当に理解していないと、人に伝えること、うまく説明することができない"




からです。




つまり、どういうことかと言いますと






一番良い勉強方法は






"人に教えること"







です。




自分が完全に理解できていないと、人に教えることができません。




できるかもしれませんが、理解できる人は限られてきます。前回説明した"思考の段階"が似ている人でしょう。つまり頭の思考回路が発達している人同士です。




そして、何より大切なのが、実際に人に何かを教えてみると分かると思いますが、その時に、何か自分自身のなかで"疑問"が湧くはずです。




そこで初めて"あぁ、私はまだ完璧に理解してないな。うまく説明ができないや....もっと学ぶ必要があるな。"と、表面上の理解で済ましていたこと、つまり"偽の知識"を自分自身で見破ることができます。




そして、もう一度勉強するようになり、そこから自分自身を改善したり、向上させることができる。




これが"人に教えること"の大切さです。




表面上だけで理解している人は意外に多いのではないでしょうか。




これでは、応用が利きませんし、人に上手に説明することはできません。




講義や会話が上手な人とは"上手で、分かりやすい例を使うことが出来る人"だと思っております。




表面上だけで理解している人には、これができません。




心理学の授業を受けて見ると、分かりやすいのではないでしょうか?




私なりの見解ですが




"質の良い教授"と言うのは、難しい言葉が非常に多く登場し、理解しにくい心理学の授業を、いかに日常生活の実例を使って、分かりやすく説明できるか"だと思っております。




それに対して




"質の悪い教授"と言うのは、ただ教科書に載っている事実、事柄を、そのまま黒板に書き写すような教授。私が日本の大学にいた時の心理学の教授がそれでした。




生徒の中には"興味がある"とか"相手の心理を読みたい"などという理由から心理学のクラスを取る方が多いのが事実です。




誰も、理解できないような、ただ暗記するのみの難しい用語など覚えたくないのです。




私の周りにもそういう人がいましたし、実際に私もそうでした。多くの生徒は自分たちの持っている期待が実現できると思って授業を取っています。




どの授業にでも当てはめられることですが、教科書に書いてある難解な事柄を、いかに"細かく噛み砕いで、生徒が消化しやすい"ように出来るかが質の良い教授、いえ教授の本来の姿ではないでしょうか。





そこで生徒は"堅苦しい"とか"心理学は難しすぎる"などというネガティブな姿勢になってしまう。




最終的には、生徒は勉強に対する意欲まで失ってしまうことになります。これは非常にもったいないことです。 




もちろん賢い人であれば、難解な教科書や教授の言っていることが理解できる人、それを自ら日常生活の実例に当てはめて考えられる人もいると思います。





しかし、人間は"印刷工場の印刷用紙"のように、みな同じではありません。能力には必ず個人差があります。


賢い人には"そうでない人がどこまで理解できるのか"が見えにくいものです。 





ですので前回の日記で説明したように"小学生にも理解できるように話しましょう"という心得を忘れてはならないと思うのです。




説明が上手な人は本当に上手です。








一つ私が素晴らしいと感じた例を挙げさせてください。




みなさんはパソコン用語の"CPU"と"メモリ"、"ハードディスク"、"データ"という言葉をご存知でしょうか?




データとハードディスクは何とか説明できるにしても、CPUとメモリを説明しろと言われて、どれだけの人が分かりやすく説明できるでしょうか?




さて、それぞれの用語の説明を見てみましょう。







CPU:CPUとは、コンピュータを構成する部品の一つで、各装置の制御やデータの計算・加工を行なう装置。メモリに記憶されたプログラムを実行する装置で、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算・加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。(IT用語辞典e-wordsより抜粋)




メモリ:メモリとは、コンピュータ内でデータやプログラムを記憶する装置。広義にはハードディスクやフロッピーディスクなどの外部記憶装置(補助記憶装置)も含むが、単に「メモリ」と言った場合は、CPU(中央処理装置)が直接読み書きできるRAMやROMなどの半導体記憶装置のことを意味する場合がほとんどである。(IT用語辞典e-wordsより抜粋)




ハードディスク:ハードディスクとは、代表的な記憶装置の一つ。磁性体を塗布または蒸着した金属のディスク(「プラッタ」という)を一定の間隔で何枚も重ね合わせた構造になっており、これをモーターで高速に回転させて磁気ヘッドを近づけてデータを読み書きする。。(IT用語辞典e-wordsより抜粋)





データ:データとは、何かを文字や符号、数値などのまとまりとして表現したもの。。(IT用語辞典e-wordsより抜粋)







どうでしょうか。




読むのさえ嫌になってしまいませんか?






さて、ではこれらの用語を"噛み砕いて"みましょう。




今回はI-O DATAさんの公式ホームページの例を使わせて頂きます。(URL:http://www.iodata.jp/promo/memory/base/memory.htm
)






こう書かれています。






_____________




パソコンの基本構成は CPU、メモリー、ハードディスクです。




それぞれ台所で例えると




CPU=料理をする人

メモリ=まな板

ハードディスク=冷蔵庫

データ=食材




ということになります。




まな板には冷蔵庫(ハードディスク)から出した食材を並べて料理しますが、 まな板(メモリー)が小さいと一度にできる作業が限られ、 大きな食材(データ)も置けない為、作業効率が悪くなってしまいます。




そこでまな板(メモリー)のサイズを大きくすれば一度にたくさんの食材を扱うことができ、 作業量も増え、スピードがアップするという訳です。


_____________






いかがでしょうか?




私は納得の一言に尽きました。




CPU(料理人)の説明が少し不足しているようですが、これは考えてみれば簡単ですね。CPU(料理人)の質が良いほど作業効率がUPするということです。




そして




CPU(料理人)の質が良くても、まな板(メモリ)のサイズが小さくては作業効率が悪くなる。




逆に




まな板(メモリ)のサイズが大きくても、料理人(CPU)の質が悪ければ作業効率が悪くなる。




結果的に、パソコンの購入の際は"CPU"と"メモリ"の両方とも質の良いものを買わなければならない。ということが言えますね!




どうでしょうか? これなら小学生でも理解できるのではないでしょうか?




難しいパソコン用語を理解できただけでなく、友達に話したいという気持ちも生まれてきませんか?




パソコンに対する自信まで湧いてきませんか?




極端に言えば、こういう自信と喜びから、今までは興味もなかったパソコン業界で働こうという意思まで芽生えてく


る方もいるのも事実です。




人間が喉から手が出るほど欲しているのは"分かりやすい説明"です。










経済や軍事、政治に関しても同じことが言えます。




ほとんどの方が"理解が難しい"と思っていて、近寄りがたい存在となってしまっています。




ここで私は疑います。本当にそうか。




私も数年前まで、政治や経済、軍事に関して知識が0という身でして、それが恥ずかしくて、もはや人にも聞けませんでした。




聞くどころか、興味もなく、むしろ大嫌いでした。会話に出されるだけで家に帰りたくなる気持ちと言いましょうか。 




正直に言いますと、20歳になっても税金の仕組みどころか、意味さえもロクに知りませんでした。




そんな私を変えてくれたのが本です。




それも分かりやすい本です。




こちらがその本です。






カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編












カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編











カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 銀行・郵貯・生命保険編









細野真宏の世界一わかりやすい株の本










他にも多々シリーズがございます。







さて




あれほど私が嫌っていた存在の数々。




今では興味が増したどころか、会話するのさえ楽しくて、ポッドキャストやTVも見るのが楽しくて仕方ありません。




軍事や政治に関しては自分の意見も多少ですが持てるようになってきました。




まさに人生のターニングポイントとも言えます。








さて、面白い統計があります。




以上に紹介した細野氏の本の数々。




購入者の層を見てみますと、一番多く購入したのはどんな方達だと思いますか?




私は、自分のように知識が0だったり、0から学びたいと懇願する方たちに決まっているだろうと思っていました。




しかし実際の調査では




金融関係(銀行、証券会社、保険会社、クレジット会社)の会社に勤めている方の購入が圧倒的に多かった、という結果。




そして、読者からは"知らなかった"ですとか"勉強になった"との声が多いと言います。




どうでしょうか。




先に述べたように"表面上"だけで理解している人がいかに多いかが読み取れます。




これでは顧客に対しても上手に説明することはできませんね。




今の世の中、どれだけの人たちが"上手に説明"できるでしょうか。




もう一つ、私のお気に入りのサイトをご紹介しておきます。




NHKこどもニュース:http://www.nhk.or.jp/kdns/




分からないニュースがあればこちらで調べましょう。笑ってしまうくらいに理解できます。




小学生低学年の子でも"リーマンショック"を大人顔負けと言わんばかりに上手に説明できるのではないでしょうか。










さて本題に戻りましょう。




人に何かを教えるには"まず自分がしっかり理解していること"が前提です。




そこでようやく




"相手に伝わる"ことが出来ます。




そして




人に教えている段階で必ず"何かしら疑問が湧く"はずです。




つまり






学ぶ→教える→疑問が湧く→学ぶ→教える→疑問が湧く→学ぶ→教える→(繰り返し....)






このサイクルを使うことにより、より大きく成長していきます。




疑問だけではありません。良いアイデアまでも浮かぶことがあるのです。




私は、自分の大好きなエクササイズに関連したことを、人に教える機会が非常に多いです。




その度に、自分自身で新たな疑問が湧いたり、相手から質問されることにより新たな疑問や発見、発想まで見つ


けることができます。




その度に"表面上だけで理解していたんだな。もっと学ぶ必要があるな。"と思うことが出来き、自分自信も成長することができるのです。




実際、このブログを書いている今現在も、新たな疑問が湧いています。




さて




"教えるのが面倒"ですとか"教える代わりに何か報酬が欲しい"と考える方がいるようですが、私はそれでは本末転倒ですし、非常にもったいないことだと思っております。。




教えるということは同時に"学ぶ"ことでもあり、決して時間の無駄にはなりませんし、自分だけの勉強では学べないものを学ぶことさえも出来ます。






脳科学者として有名な茂木健一郎さんは頭の良い人は、他人の脳を使うことが上手とおっしゃいます。






これからの人生、もし誰かに何か質問される機会がありましたら、惜しみなく丁寧に、そして分かりやすく説明するように心がけましょう。








"教える"という行為は、つまり双方の利益につながるということが言えます。




"Win-Win関係"ということです。






そう考えると、また楽しく華やかな、そして前向きな人生が送れそうですね!






最後にもう一度繰り返させて下さい。






一番良い勉強方法は






"人に教えること"








最後までお読み頂き有難うございます。


大変持論めいた日記で恐縮ですが、これからも末長く宜しくお願い致します。