ブログを書くことの意義 <常に人から信頼される方法/前編> | パーソナルトレーニングスタジオ『BEAUTY & STRENGTH』公式ブログ(旧)
こんにちは!







日系スーパーに買い物に行くと、お餅が目につく季節になって参りました。







さて、今日は一つ、私の考えを書かせて頂こうと思います。






"ブログを書くことの意味とその大切さ"について私なりの考えを書かせて頂きます。








まず、ブログとは"Web(ネット上の)"と"Log(記録)"が組み合わさった造語です。



ブログが普及し始めたのはついここ数年のことで、現在では芸能人を始め、多くの著名人や、一般の方にまで広く深く浸透するようになりました。





そして、その内容も様々です。





日常の出来事を綴る方、飲食店などお店の紹介をしている方、アパレルを始め、各分野でのトレンド情報を載せている方、自分の考えや生き方を書き綴っている方、講義形式で書かれている方、自分のお店の紹介を行っている方など、非常に様々です。




さて、このブログ。





私自身もこうして書いているわけですが、私はこのブログを書くことの価値とその大切さを明確に理解しているつもりでございます。



更に言いますと、ここまで"自分を磨く&最高の勉強ツール"は存在しないのではないか、と思うくらいです。



さて、私なりの考えをまとめて行きたいと思います。






私はいつも、どちらかと言えば"自分の知恵や知識を伝えたり、教えたり、聞いてもらう"ことを狙いとしてブログを利用しています。



日頃学んだことを自分なりに解釈し、それを自分の考えと織り交ぜ、それを伝える。というパターンです。



この手のブログを定期的に書かれている人なら感じたこともあるのではないかと思いますが、



ここで分かってくることがあります。







"伝わること、相手が理解してくれることの難しさ"







です。



具体的に見て行きましょう。








皆さんは"人に何か教えた経験"はおありでしょうか。







私はないのですが"家庭教師"や"塾講師"を務めた方がいれば更に分かりやすいのではないでしょうか。







人に何かを教える時、必ずどこかで"伝えること難しさ"を経験するのではないでしょうか。







例えばこうです。





教えてる側本人では理解でき、説明もできる問題。



しかし



教わっている側本人は理解できない。ついていけない。





ということが起こります。








一体、何故でしょうか。



様々な要因が考えられますが、私は"思考の段階"に差があるからだと考えております。





"思考の段階"





少し表現が難しいかもしれませんので具体例をあげましょう。





"円安と円高"という言葉がありますね。





賢い人であれば"円安だと日本は好景気になる"と言われれば、即座に理解することができます。



しかし、一般の人であればそうはいきません。


まず円安の意味について説明する必要があります。




"円安"というのは円の価値が下がることで、例えば、1ドル-100円であったレートが"1ドル-120円"になることを言うということを説明する必要があります。




そして更に






日本は"輸出国(輸出が盛んな国)"だから、売れば売るほど儲かる。ということまで説明する必要が出てきます。





まだ終わりません。"売ることと円安が"どう関係してくるのかを説明する必要があります。




つまり最終的には




1ドル-100円のレートで売る→日本は1ドル儲かる→そして換金してようやく100円手に入る





ということと





1ドル-120円のレートで売る→日本は1ドル儲かる→そして換金すると同じ一ドルでも120円手に入る








ということを順路を追って説明していく必要があります。








"賢い人"と"一般人"の差はこの、"思考の段階"が違うために、どうしても伝わりにくくなってしまいます。








この良い例が"大学の教授"と"教科書"です。







みなさんの中には"講義が難しい"だとか"教科書が理解できない"と感じた事がある方もいるのではないでしょうか。





それもそうです。





たいていの大学の教授は、この"思考の段階"の理論を無視し、あたかも生徒が賢い人間であるかのような前提で授業を進めて行きます。



そして、教科書に関しても、"教授向け"または"研究者向け"に作られているのです。






この事実に気付いていない生徒は意外に多いです。






よって"授業がつまらない"と感じる人が多いのだと思います。どんな講義だって、生徒がある程度理解できれば楽しいはずなのです。







もうひとつ、私が体験した良い例がございます。




私の、友人にパソコンに疎い人がいます。そんな彼がパソコンショップへ出かけた時のことです。



彼はパソコンのデータ容量が少なくなったのでどうにかしたいと思っていました。


そこで店員に声をかけてアドバイスを頂いたのです。







友人:あのパソコンの容量がなくなってしまったのですが






店員:そうしましたら、外付けハードディスクを購入してみてはいかがでしょうか






友人:外付け.....? ハードディスク.....? なんですかそれ?






店員:あ、はい。ハードディスクというのは、コンピュータシステムにおける記憶装置の一種です。外付け型というのがございまして、USBに接続する形のものがあるんです。









友人:記憶装置ですか?







店員:えぇ。メモリやキャッシュメモリなどがございますよね?それと似たようなものです。








友人:あ、はい....あぁ、そうですか。わかりました。どうもありがとうございました。








さぁ、どうでしょう。





この店員は"思考の段階"もヘッタくれもあったものではありません。





相手は全く理解していません。




もう一つ。みなさんが犯してしまっている、間違えが存在します。







それは"説明が説明になってない"ということです。






"記憶装置ですか?"と質問した後の店員の会話に注目してください。





"メモリ"や"キャッシュメモリ"などがございますよね?




と専門用語を使っていますね。これでは、会話を余計複雑にし、相手は更に混乱してしまいます。






そして問題なのが"相手が知ってるのを前提で話してしまっている"ということです。





先の大学教授と同じ例です。 我々は生徒であって、何も知りません。





1から学びたいのです。





どうでしょうか。みなさんも必ずどこかで経験なさっているはずです。



私がブログを書く時、そして人に何か教える時に必ず気を付けていることがございます。





それは







"小学生にでも理解できるように話す"






ということです。これは非常に大切です。





もちろん、この方法は"会話術"や"経営学"の中にも必ず登場します。





必ず"全員"に理解してもらうためです。経営をする上では、一人の誤解が大きな失敗を生むこともあると思います。




しかし、難しい言葉を使いたがる人が世の中には実際多いです。





なぜは彼らは難しい言葉を使いたがるのでしょうか。





それは"プライド"であったり、"子供臭く思われたくない"からです。





つまり周りの人から"少しでも賢く見られたい"という本能が働くからです。





それがゆえに、人は難しい言葉を好みます。難しい英単語を覚えたがる人もその典型です。







私の考えは違います。




"相手がしっかり理解できるように話すこと、そして伝えることこそ本当の賢さ"






というものだと考えております。






だから新聞、特に経済新聞なんかもその方法を適応すればいいと思うのですが。







今の若者が新聞を読まない最大の原因はそこにあるのだと思うのです。





つまり何が言いたいのかと言いますと





"伝えること"と"伝わること"は必ずしも一致しないということです。





ブログの話に戻ります。





私自信、幸いなのかどうか分かりませんが、難しい言葉はさほど身につけていません。





私は、ブログを書く時のみに限らず、人と会話する時にも、必ずこの"思考の段階"に注意を払い、皆さんに完璧に理解していただき、共感を得て頂けるように伝えているつもりでございます。






さて



私が先ほどのパソコンショップの店員ならこう説明します。









友人:あのパソコンの容量がなくなってしまったのですが....





店員:さようでございますか。大丈夫ですよ、そうしましたら、外付けハードディスクの購入を考えてみてはどうでしょうか。





友人:外付け.....? ハードディスク.....? なんですかそれ?





店員:はい、まずハードディスクというのは、人間でいう"脳みそ"みたいなものと考えて下さい。お客様のパソコンの中にある、様々なデータは基本的にここに保存&記録されているのです。今回、ご購入予定の"外付け型"というのは、その"脳みそ"を別にもう一つ買いましょう。ということなのです。もちろん、その容量も様々ございますよ。












どうでしょうか。完璧とは言えないまでも、先ほどの店員よりはずっといいと思います。





相手のお客様から、こちらに好感を持っていただくこともできるのではないでしょうか。





次回来店されて、また分からないことがあれば "そうだ!あの店員に聞いてみよう!"と思って頂くこともできるのです。





信頼関係までも築けてしまうのですね。良いことづくしです。




逆に、説明が難しい店員の場合、お客様は"どうせ聞いてもわからないや。"と思い、信頼関係まで損なうことになってしまいます。おそらく二度と質問することはないでしょう。






人間という生き物はどこか"プライド"という邪魔者が介在してしまうものです。





プライドも使い方次第では、良いものにも捉えられますし、逆に悪いものにも捉えられてしまうと思うのです。





何事もバランスが大切で、上手に使うことが求められると思います。










ブログを書くという行為は、一見独り言のように思われますが、実は書き手と読み手の間に"見えない会話"が存在しているのですね。





伝えることの大切さと難しさをブログを通して学ぶことができるのです。ブログでの表現は、必ず実際の会話にも反映されていると思います。





常にこの"思考の段差"に気を付けましょう。





あの人は3段飛ばしでも大丈夫。あの人は一段一段登る必要があるな。と必ず考えましょう。




相手の立場に立って考えてあげることが大切だと思います。






もちろん人にもよりますが、基本的には難しい言葉がたくさん並べられたブログは、あまり読む気になれないのではないでしょうか。





どちらかと言えば、しっかり理解できるブログを好む傾向があると思います。



会話も、授業も、本もそうです。






前半の最後に繰り返させて下さい






"小学生でも理解できるように話す"









(後半に続く)