久しぶりに母の夢を見た。
母が具合が悪いと連絡があり、
私はすっ飛んで日本へ帰国する。
まだ歩けていた頃の母。
母にどこが悪いの?と聞くと、
「こんなんができた」と
母は両手を広げて、私に手の平を見せる。
確か、左手の真ん中辺りに大きなホクロが。
手の皺がホクロを少しいびつな形にしていた。
右手は端の方に、同じく大きなホクロ。
私はそのホクロを見て、普通のホクロじゃないかと思ったけど、母親に
「病院で診てもらった方がいいよ。」と言うと、
母は「ほ〜ね~?(そうかね?)」と言い、
私は「ほ〜よ〜、診てもらいんさいよ」と。
夢の中の色も、母の姿も声も鮮明で、
夢の中では、母が亡くなったことなんてすっかり忘れていて、
生きている母が当たり前だった。
そこでハッと気付く。
こんな時期に日本に帰国して良かったの?と。
急に私は焦り始める。
だってコロナで飛行機はちゃんと飛んでないし、
出入国は厳しいし、
一旦日本に帰国したら、もう簡単に旦那と娘がいる国に帰れない。
今度いつ会えるか分からない。
私はなんて事をしてしまったんだ!
と母に会いに帰れたことが嬉しい反面、
旦那と子供に会えなくなると、
すごく悲しい気持ちに、、、、
それから、あ、母はもう亡くなってたんだ。
これは夢なんだと気付いて、
少し安心しながら目が覚めた。
覚めた瞬間もハッキリ夢の内容を覚えていた。
母が夢に現れてくれて嬉しかったと同時に
日本に暮らす父に、コロナのせいで自由に会いに行けなくなったことに、
自分でももどかしさを強く感じてるんだなと思った。
母はコロナを知らずに、あの世へ旅立ったけど、
本当にその時がコロナでなくてよかったと、
心から思う。
朝起きて、母の夢の話をしたら、
旦那は数年前に亡くなった愛犬の夢を見たと言って、
どんな夢かとたずねると、
すごく汚くなってそうだったから、
抱き上げて、シャワーをしてやる夢だったらしい。
愛犬はじーっと身動きもしなかったと。
私は愛犬の夢を見た旦那のことが、
とても羨ましかった。
亡くなった愛する人や動物が、
夢に出てきてくれるだけで、本当に嬉しい。
本当に会いに来てくれてるのなら、
心からウェルカムだと思える。
また夢で会いたいな🍀