こんにちは！
広島市佐伯区の歯医者
あい歯科・こども矯正歯科クリニック
院長の田中です。
私のクリニックではMRC矯正を子供達に行っておりますが、子供矯正にはたくさんの種類があり、それぞれが各々の理論に基づき行われています。
矯正クリニック巡りをされている患者さんもいらっしゃいますが、それは色々吟味した上で我が子に相応しい矯正治療を選ぼうとされているのだと思います。
というわけで、今回のブログでは私のクリニックに導入しているMRC矯正って一体何なの？ということがお母さん、お父さんにご理解いただきたいという趣旨で書いてみます。
私は矯正治療には大きく２種類あると思います。一つは原因となっている顔の成長の問題を改善するものと歯並びを修正するものです。
私の中では原因から治していくのが「MRC矯正」で、歯並びを修正するのが「歯並び矯正（成人矯正）」というふうに分類されています。
当院ではどちらも取り扱っています。
ではなぜ子供に「歯並び矯正」をお勧めしていないのでしょう？
それは、子供の間なら成長・発育に改善する余地があるからです。
この成長・発育を改善することがMRC矯正の難しいところであり、やりがいのあるところでもあると思います。
顎の成長の背景には顔の成長・発育があることは間違いないですし、顔の成長の背景には全身の成長・発育があります。
時代により不正咬合の流行は変化しています。
つまり生活環境の変化が歯並びに影響を与えていることはこういった事からも明らかです。
つまり、歯並びの問題は時代背景が原因でお子さんの成長が滞っているところがあるに違いないのです。
MRC矯正ではその「滞っている」要素が何なのかに焦点を当てて、生活改善により「滞り」を解消するように指導していきます。
「左利きを右利きになおすような治療」というふうに表現されるのも、こういった事が背景にあるからです。
このような成長・発育の問題が口呼吸を生み、歯並びの問題に繋がります。
私は全ての矯正法が正解だと考えます。
ただ、残念なことに中には「MRCなんかでは治らない」という事実に反する噂をするような方もいらっしゃるようですが、成長・発育理論に基づき治療を進めればネガな部分は改善していきます。
あとは保護者の方と、お子様が「自分に合う」ものを探せば良いのです。
これから矯正をお考えの際に参考にしていただけたら幸いです。
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院長 田中宏尚